ドラえもんとあいみょんがローマへ!(コロッセオ)(C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK 2025 シンガーソングライターのあいみょんが、主題歌&挿入歌を手掛けた『映画ドラえもん のび太の絵世界物語(えせかいものがたり)』(公開中)のキャンペーンで、2月下旬にイタリアを訪れた思い出を詰め込んだ動画が公開された。
【動画】あいみょんの旅 in ローマ 公開中の『映画ドラえもん』最新作の舞台となる“アートリア公国”は、制作スタッフが実際にイタリアの各地で取材を行い、中世ヨーロッパのイメージで創作された。広場の雰囲気や、ベージュやブラウン、オレンジなどの色合いが特徴の建物、さらに日の光のコントラストまで、イタリア取材によってインスピレーションを得た場面が多く描かれている。
“映画のモデルになった”と言っても過言ではないイタリアでも「ドラえもん」は大人気であることから、イタリア・ローマで上映会を実施。ドラえもん、声優の水田わさび、あいみょんが現地を訪れ、イタリアの子どもたちに映画を届けた。
これが、人生初のヨーロッパ旅行となったあいみょんは、上映イベントの前日、ドラえもんとともに美術館、遺跡、広場…などローマの名所巡りを敢行。初めてづくしの体験をしてきた。
あいみょんは「人生初のイタリアにやってきました!今日は一日ドラちゃんと一緒にイタリアをぐるぐる回るので、全力で楽しみたいと思います。街行く人にドラえもんをアピールしたいです!」と、この日を楽しみにしていた様子。
「イタリア滞在中に挑戦したいこと・叶えたい目標」として、「トレヴィの泉でコイン投げに挑戦したいです!」と、何か叶えたい願いがあるようだ。
■ボルゲーゼ美術館
一行は、まず、今作のタイトル“絵世界物語”にちなみ、美術館で中世ヨーロッパの絵を楽しむべく、ボルゲーゼ美術館へ。ローマの中ではバチカン美術館と並ぶ有名な美術館で、館内には17世紀の美術品が多く展示されている。
館内に入るなり「おぉ〜…」と思わず感動の声がもれてしまうあいみょん。実は美術館が大好きで、普段からよく訪れるそう。「ヨーロッパといえばアートの国だと思うので、本場の美術館に来られてうれしいです。実はきのう、ドラえもんを描くために、現地の画材屋さんでドラちゃんカラーの絵の具を全色購入しました。今日は館内の絵画を見て、学ぼうと思います」と、熱心に鑑賞。
途中、絵画が飾られたお部屋全体をぐるっと見渡しながら「天井まで絵が描かれていてすごい!馬が空を飛んでいたり…少しふしぎ感、“SF”感がありますよね」とドラえもんになぞらえレポートした。
さらに、館内を奥へ奥へと進むと、見覚えのある壁のお部屋に到着。「アートリア城の絵画が飾られているお部屋に似てる!(絵が飾られていない壁を見て)映画にも登場する絵画泥棒の仕業…!?」と本編と重ねて大興奮。「昔の絵がこうして残っていると思うとすごいです」と、存分に美術館を満喫した。
■スペイン広場
次に向かったのは、135段の大階段が特徴のスペイン広場。かの有名な映画の名シーンにも登場する広場であり、当日も多くの観光客で賑わっていた。そんな大階段の麓で、ドラえもんが合流。アートリア公国の活気ある街並みの雰囲気は、スペイン広場も参考のひとつとして描かれていた。
「観光客の皆さんは、なぜここにドラえもんが!?と、思われているかもしれないですが(笑)、ドラちゃんと一緒に来られてうれしいです!」と、あいみょん。「ほら、階段のほうで“ドラえもん”って言っている人がいるよ!」と、あいみょんも気づいたように、ドラえもんはやはりイタリアでも有名なようだ。
■真実の口
スペイン広場で記念撮影を終えた二人は、次の名所・真実の口へ。アートリア公国に伝わる世界滅亡の伝説があるように、ここでは“嘘つきが口に手を入れると抜けなくなったり、手を噛まれたりする”という有名な伝説があり、連日、多くの観光客で行列ができている人気スポット。
「以前、用事で少し苦手な飛行機に乗らなければいけなかったとき、お腹が痛いと嘘ついたことがあります(笑)」と、かわいらしい嘘をカミングアウトしつつ、ドラえもんに見守られながら恐る恐る口に入れるあいみょん。「怖い!」と、怯えていたが、無事に手が抜けると「大丈夫でした!セ〜フ!」と安堵の笑顔を見せていた。
■トレヴィの泉
「本場のティラミスを食べに行く」というドラえもんと一旦、別行動しおれをし、旅の目標に掲げた“コイン投げ”を達成すべく、トレヴィの泉に向かったあいみょん。1762年に完成した、ローマにある最も大きな噴水の周りには、大勢の人が集まっていた。「いままで回った名所の中で、一番人であふれかえっています!」と大興奮!アートリア公国の泉や街の噴水など、今作の随所に登場する水のシーンを思い浮かべながら、「思っていたより水は透き通っていてきれいですね。泉に落ちたコインが透けて見えます。はやく投げたい!」とワクワク。
コイン投げには、“肩越しに右手でコインを投げ入れると願いが叶う”というジンクスがあり、投げるコインの枚数で叶う願いが異なるそうで、それを聞いたあいみょんは、“大切な人とずっと一緒にいられる”と言われる2枚のコイン投げに挑戦することに。「入るかなあ…」と、ドキドキしながら投げたコインは、見事に2枚とも泉の中へ。「やったー! これで目標達成です。コインが人に当たらないか不安でしたが、無事に投げられました」と大喜び。存分に楽しんだところで、トレヴィの泉をあとにした。
■コロッセオ
次に向かった先は、円形闘技場・コロッセオ。「DORAEMON!」と子どもたちに声をかけられるドラえもんのところにあいみょんが到着すると、二人の目の前には大迫力のコロッセオが。「すごいね、ドラえもん!」と、手を大きく広げてジェスチャーをするあいみょん。コロッセオはいわゆる“見世物”が開催されていたエンターテインメントの場所であり、最も観客を興奮させたのが“剣闘士同士の戦い”。今作の見どころといえば、ドラえもんたちの手に汗握るバトルシーンだが、あいみょん的・今作のバトルシーンでの見どころは、ズバリ「しずかちゃん」だそう。「ドラえもんやのび太くんはもちろん、個人的にはしずかちゃんが大活躍するので注目してほしいです。(ドラえもんのほうを見て)しずかちゃん、すごかったよね!」。
■サンタンジェロ城
二人旅の最終地点は、ローマの中心にあるサンタンジェロ城。この日は2月とは思えないほど暖かいお散歩日和。「ジェラートをゲットしてから行くね!」と、ドラえもんに伝えたあいみょんは、イタリアの代表的なスイーツ・ジェラートを片手に、城の前を流れるテヴェレ川沿いを散歩していると、見覚えのある風景を発見。
「ここから見える景色(テヴェレ川沿いからななめ左の方角に見えるサンタンジェロ城)が、本編のアートリア城にかかる橋が出てくるシーンに似ています。ドラえもんたちとパルが出会うところ!」と、リポート。本作を手掛けた寺本幸代監督ほか制作陣もこの地を訪れ、橋のアーチのデザインを制作の参考にした。
サンタンジェロ城付近に到着したあいみょん。「いるかなぁ、広いので迷子になっている可能性はありますね」と少し心配しながら橋を渡り始めると、「いる! ドラえも〜ん!」と観光客の中でひときわ目立つドラえもんを発見。橋の中腹で無事合流し、サンタンジェロ城が正面に見える絶好の撮影ポイントで記念撮影を行った。
■最古の神殿・パンテオン
大きな柱を組み合わせて構成された建築は、圧巻。「ローマ最古なのに、きれいに残っていてすごいですね。かっこいい」とあいみょん。今作ではドラえもんたちがひみつ道具“水ビル建築機”で城をつくるシーンがあるが、今回見た建築物の中で最も印象的だったのがパンテオンだそう。「パンテオンの裏側から表に向かって歩いてきましたが、徐々に全貌が見えてかっこよかったです。想像以上に大きくて印象に残りました。帰国後はパンテオンについてさらに調べようと思います」と話していた。
丸一日、ドラえもんと一緒にローマを散策したあいみょん。「暖色系の家が並ぶ街の風景はまさにアートリア公国!次回は隅々までしっかり映画が観たいと思いました」と、ローマの街に触発され、映画を再び観ようと思ったという。そして、ドラえもんと一緒に訪れたイタリアの旅を「自分へのご褒美になりました。グラッチェ(ありがとう)!!」と語り、「イタリアで改めてドラえもんの偉大さを知ることができましたし、映画ではイタリアの風景や空気感、そしてドラえもんとのび太の大冒険に注目してほしいです。そして、主題歌と挿入歌もよろしくお願いします」と、熱いメッセージで締めくくった。
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