『犬の裁判』(C)BANDE À PART - ATELIER DE PRODUCTION - FRANCE 2 CINÉMA - RTS RADIO TÉLÉVISION SUISSE - SRG SSR – 2024 第77回カンヌ国際映画祭でパルム・ドッグ賞を受賞した『犬の裁判』の予告編と場面写真が解禁された。
本作は、負け裁判ばかりで事務所から解雇寸前の弁護士アヴリル(レティシア・ドッシュ/主演・監督)が、絶望的な状況にある犬コスモスの弁護を依頼される、というフランスの法廷コメディ。被告“犬”となるコスモスを演じたのは、サーカス犬のコディ。その名演技はカンヌで大きな注目を集めた。
解禁となった予告編では、アヴリルが勝ち目のない依頼を請け負うコミカルなシーンから始まる。前代未聞の法廷劇に、絶望的な状況に置かれた犬のコスモスの主人ダリウシュを演じたフランソワ・ダミアン(『エール!』)や、動物行動学者マルクを演じたジャン=パスカル・ザディ(『シャーク・ド・フランス』)、原告側の弁護士を演じたアンヌ・ドルヴァル(『Mommy/マミー』)といった実力派俳優たちが、法廷内での激論バトルを繰り広げる。
また、被告犬として証言台に立つコスモスを演じたサーカス犬のコディが無垢な演技で無罪を主張しているシーンは、カンヌ国際映画祭でパルム・ドック賞の受賞もうなずける稀代の名演技だ。人間と動物との関係に疑問を投げかける、実話に基づいた法廷劇の行方は…? 結末が気になる予告編となっている。
また、計6点の場面写真も解禁。アヴリルとコスモスが絆を深め合う様子や、コスモスの伴侶であり主人のダリウシュが唐突にアヴリルの事務所に押し掛け、弁護依頼を持ちかける冒頭のコミカルなシーンが切り取られている。
強烈な個性で原告側の弁護士を見事に演じたアンヌ・ドルヴァル。そして、アヴリルのアパートの隣室に住む訳あり少年とのツーショットは、社会風刺を盛り込んだ物語性を匂わせる。
また、法服を身にまとったアヴリルの同僚の弁護士を演じたピエール・ドラドンシャン(『私はモーリーン・カーニー 正義を殺すのは誰?』)とのショットなども公開されている。
『犬の裁判』は5月30日(金)よりシネスイッチ銀座、UPLINK吉祥寺ほか全国にて順次公開。
(シネマカフェ編集部)