日本代表MF田中碧[写真]=Getty Images
リーズのダニエル・ファルケ監督が、ミルウォール戦の日本代表MF田中碧のゴールを称賛した。12日、クラブの公式サイトがコメントを伝えた。
リーズは3月12日、チャンピオンシップ(イングランド2部)第37節のミルウォールと対戦し、2−0で勝利を収めた。前節終了時点、勝ち点「76」でシェフィールド・ユナイテッドと勝ち点の並んでいたリーズ。今節シェフィールド・ユナイテッドが引き分けに終わったことで、勝ち点「2」差をつけ、首位に立つことになった。
この試合で田中はフル出場を飾った。85分には、左サイドを進入したジュニオル・フィルポの折り返しのクロスに反応。ペナルティエリア外から走り込み、ダイレクトで右足を振り抜くと、強烈なシュートでゴールネットを揺らした。
試合を決定づける2点目のゴールを挙げた田中。試合後のインタビューに応じたファルケ監督は、田中のゴールを「素晴らしいゴールだった」と称賛。続けて、「負けた後の試合では失望感を振り払わないといけないこともある。自信を取り戻すためにも、不安に感じることがあったんだ」と語り、前節の敗戦(●0−1 ポーツマス戦)を経て、勝利を確信させたゴールの重要性を語った。
そして現地メディア『リーズ・ユナイテッド ニュース』は、田中の活躍を「ここ数年で経験したなかで、最も素晴らしいデビューシーズンを続けている」と評価し、「エランド・ロード(リーズの本拠地)の誰もが田中を愛している」とチームでの存在感を高く位置付けるコメントを記した。
なお田中は3月13日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)に臨む日本代表のメンバーとして招集が発表された。20日にバーレーン代表、25日にサウジアラビア代表との対戦を予定している。
【ハイライト動画】 田中碧がゴール!