グアルディオラ監督と談笑するパーマー[写真]=Getty Images チェルシーに所属するイングランド代表MFコール・パーマーが、2023年夏にマンチェスター・シティを退団した経緯を回顧した。13日、イギリス『ミラー』が伝えた。
2023年夏にマンチェスター・シティからチェルシーへ移籍したパーマーは、公式戦48試合に出場すると27ゴール15アシストを記録。プレミアリーグの年間最優秀若手選手賞を受賞するなど、飛躍のシーズンを送った。そして今シーズンもチェルシーの中心選手として活躍しており、ここまで14ゴール6アシストの成績を残している。
素晴らしいパフォーマンスを見せるパーマーだが、チェルシーへの完全移籍は当初乗り気ではなかったようだ。『プライム・ビデオ』のドキュメンタリー番組である『イングランドのライオンたち:新時代』に出演したパーマーは「僕は長い間、絶対に行かないと言い張っていた。マンチェスターから引っ越したことはないし、本当に行きたくなかった」と語った。マンチェスター・シティに在籍していた当時、思うような出場機会を得られていなかったが、「少しがっかりした気持ちだった。なぜプレーする機会がないのか」と、自身のプレーに自信を持っていたことを明かした。
出場機会が少ないながらも、パーマーは将来的にマンチェスター・シティで活躍することを望んでいたようだ。父のジャーメイン氏は「(パーマーは)一生シティにいるつもりだった。本当は去りたくなかったんだ。あまりプレーできないだろうと思ったので、レンタル移籍を望んでいた。でもシティがレンタルを断り、彼は『(シティから)去らなければならない』と言ったんだ」と、完全移籍の経緯を話した。
それでもパーマーはチェルシーへの移籍を「キャリアのなかで最高の決断だった」と振り返る。そして「サッカー選手ではなかったら何をしていたか、まったくわからない。ウィゼンショウ(マンチェスター郊外)で育ったので、みんなサッカーかドラッグしかやっていなかった」と少年時代を回顧し、「僕はサッカーが大好きだ。努力なしではサッカー選手になれないからね」と、サッカーに邁進できたことが、今のキャリアにつながっていることを伝えた。
【動画】ドキュメンタリー『England’s Lions:The New Generation』トレイラー
※イギリスでは3月15日に公開予定