2025スーパーGT岡山公式テスト VENTENY Lamborghini GT3 3月15〜16日、岡山国際サーキットで開催されるスーパーGT公式テストに向け、3月14日にはサーキットで搬入作業がスタートしている。そのうち、2024年のGT300チャンピオンカーであるVENTENY Lamborghini GT3には、GT300チャンピオンの証であるカーナンバー0がつけられた。ただ、今回の岡山公式テストでのエントリーはお馴染みのカーナンバー88だ。どんな事情があるのか、チームに聞いた。
2024年は小暮卓史/元嶋佑弥のコンビで年間4勝を飾り、逆転チャンピオンを獲得したVENTENY Lamborghini GT3。2025年の幕開けとなる岡山公式テストには、鮮やかなレッドのカラーリングに彩られ、グリーンとなった僚友METALIVE S Lamborghini GT3とともに新鮮なカラーとなった。
そんなVENTENY Lamborghini GT3だが、公式テストのエントリーリストを見るとカーナンバー88で登録されている。しかし、岡山公式テストに登場したVENTENY Lamborghini GT3は、カーナンバー0をつけて運び込まれた。
ご存知の方も多いと思うが、スーパーGTのスポーティングレギュレーションでは、カーナンバー0は前年のGT300チャンピオンカーがつけることができる。カーナンバー1はGT500のチャンピオンが使用可能で、2025年はau TOM'S GR Supraがつける。
一方で、そのまま前年と同じカーナンバーをつけることも可能であり、カーナンバー0は2018年のグッドスマイル 初音ミク AMGまでさかのぼる。今季、VENTENY Lamborghini GT3はカーナンバー0をつけるのだろうか?
チームによれば、このカーナンバー0は「搬入日の今日だけの記念です(笑)」という。チャンピオンを獲った証として、3月14日の夕刻までつけているという。JLOCの中でも2025年にカーナンバー0をつけるのか、88をつけるのかはさまざまな議論があった。カーナンバー0はチャンピオンを獲らなければつけることができないが、一方で88にも愛着がある。結果的に88をつけることになったのだが、岡山公式テストの搬入日だけ、2024年チャンピオンの証として0をつけたということだ。
ちなみに、このカーナンバー0の下には88が貼られており、3月14日中に0は剥がされる。ファンの皆さんは残念ながら直接観ることはできないが、写真で残しておきたい。
[オートスポーツweb 2025年03月14日]