<第48回日本アカデミー賞授賞式>◇14日◇東京・グランドプリンスホテル新高輪
7日に第2子妊娠と今月いっぱいで産休に入ると発表した石原さとみ(38)が、優秀主演女優賞受賞者として登壇した。22年の第45回授賞式の際も、第1子妊娠中に優秀助演女優賞受賞者として登壇しており、司会の羽鳥慎一アナウンサーから体調を気遣われると「大丈夫です、元気です」と笑みを浮かべた。
石原は、この日、ゆったりしたドレスで登壇。腹部は、ふっくらと膨らんでいた。対象作「ミッシング」は出産後、初主演した映画だった。撮影を振り返り「守るべき存在がいることが助けになった。自分にとって大切な存在を失うつらさ、恐怖…不器用な部分があるので。実際に子どもがいて、こんなに育児って大変なんだ、いとおしいんだと。奇跡的なタイミングで出演できて、ありがたい」と語った。
トークの中で、司会の安藤サクラ(39)が17年6月に第1子を出産後、初めて出演した18年「万引き家族」で最優秀主演女優賞を受賞したことにも触れた。「お伝えしたいことがあります。産後復帰作は、上の子が生まれた後『ミッシング』の撮影前に見せていただいて。産後復帰で、あの作品をやって…背中を押された。サクラさんのように挑戦しようと思えた。改めて、あの時、乗り越えてくださってありがとうございます」と感謝した。
安藤もうなずき「子育てに限らず、乗り越えなければいけないことは現場でもあると思った」と逆に石原に投げかけた。「2年以上、遠ざかっている。どうやったら映画業界を良い現場にできるか、意見を交わしたい。なかなか共演しないと関われない、現場じゃないと会えない中で、交流して、どうしてるの? と伺いたい。交流できる場があれば」とも口にした。石原は「参加したいです」と即答した。
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「ラストマイル」で優秀主演女優賞を受賞した満島ひかり(39)も「おなか、大きいのに来てくれて。『1人じゃなく、2人だね』って」と、石原に声をかけ、笑みを浮かべていた。
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