石原さとみ、安藤サクラの産後復帰作に感銘「背中を押されて」現場づくりの展望語り合う【第48回日本アカデミー賞】

羽鳥慎一、安藤サクラ、石原さとみ、上白石萌音、河合優実、満島ひかり（C）日本アカデミー協会

【モデルプレス＝2025/03/14】女優の石原さとみが14日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールにて行われた「第48回日本アカデミー賞授賞式」に出席。「ミッシング」で優秀主演女優賞を受賞した。

【写真】「日アカ」最優秀主演女優賞を受賞した人気女優

◆石原さとみ、安藤サクラに感銘

ある日娘が失踪してしまった家族が、帰りを懸命に待ち望みながらも自分たちの力ではどうにもできない現実との間でもがき苦しみ、事件をめぐるマスコミと世間の声に翻弄されていく姿を描いた本作。母親・沙織里を演じた石原は「沙織里の気持ちが痛いほど理解できました」とし「奇跡的なタイミングで『ミッシング』に挑戦できて、本当にありがたかったなと思います」と本作への想いを語った。

また司会の安藤サクラへ、1人の母として感謝を伝える一幕も。安藤の産後復帰作が「万引き家族」であることに触れた石原は「私、上の子生まれたあと『ミッシング』の撮影の前に観させていただいたんですけど、産後復帰であの役をやられたっていうことが本当に感銘を受けまして。背中を押されて。サクラさんみたいに私も挑戦しようって本当に思えたんです。私だけじゃなくて、新しい環境で新たな挑戦をする方たちの勇気になったんだなっていうので、本当に改めてありがとうございます。『あの時乗り越えてくださって本当にありがとうございます』とお伝えしたかった」と熱い想いをぶつけた。

安藤も「ありがとうございます」と笑みをこぼし「でも、別に子育てに関わらず、乗り越えていかなきゃいけない現場での壁は多分一生あるんだろうな」と本音を吐露。「どうやったら子育てに限らず、皆さんが現場を良い環境にしていけるのか向き合いたいなってこの何年か思いながら。こうやって皆さんと意見を交わし合うというか、普段なかなか共演しないと関われないし、現場じゃないとスタッフの方たちとなかなか会えない中で、お会いしたことない方たちの意見とかも交流して、いっぱい『こういう時どうしてるの？』とか私も伺いたいですし、皆さんとこれから交流できる場があったらいいなと思ってます」と展望を語ると、石原も「参加したいです！」と前のめりに安藤の意見に賛同していた。

ほかにも優秀主演女優賞には、「夜明けのすべて」から上白石萌音、「あんのこと」から河合優実、「九十歳。何がめでたい」から草笛光子、「ラストマイル」から満島ひかりが登場し、河合が最優秀主演女優賞に輝いた。

◆第48回日本アカデミー賞

同賞は2024年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品（劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品）が対象。

司会は、6年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「怪物」で第47回最優秀主演女優賞を受賞した安藤が務める。（modelpress編集部）

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