「侍タイムスリッパー」が最優秀作品賞＝日本アカデミー賞

　第４８回日本アカデミー賞の授賞式が１４日、東京都内で行われ、安田淳一監督の時代劇コメディー「侍タイムスリッパー」が最優秀作品賞を受賞した。口コミで評判が広がり、当初の単館上映から、延べ３００館以上で上映されるヒットになった自主製作映画が頂点に輝いた。安田監督は同編集賞も受賞した。

　藤井道人監督「正体」が監督賞、主演男優賞（横浜流星さん）、助演女優賞（吉岡里帆さん）の３部門で最優秀賞。最優秀主演女優賞は「あんのこと」の河合優実さん。

　その他の最優秀賞は次の通り。（敬称略、カッコ内は作品名）。アニメーション作品＝「ルックバック」▽外国作品＝「オッペンハイマー」▽助演男優＝大沢たかお（キングダム　大将軍の帰還）▽脚本＝野木亜紀子（ラストマイル）▽音楽＝世武裕子（カラオケ行こ！）▽録音＝横野一氏工（キングダム　大将軍の帰還）▽照明＝加瀬弘行（キングダム　大将軍の帰還）▽撮影＝佐光朗（キングダム　大将軍の帰還）▽美術＝三浦真澄（はたらく細胞）。