SUPER EIGHT丸山隆平、ろくでなし主人公に共感 京都に“凱旋”で意気込み「故郷に錦を飾れるように」

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2025年03月15日 04:00  ORICON NEWS

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『浪人街』に出演するSUPER EIGHT・丸山隆平
 5人組グループ・SUPER EIGHTの丸山隆平が主演し、4月2日から10日まで京都・南座で上演される舞台『浪人街』リモート取材会が行われた。京都出身の丸山は同劇場に立つのは初めてということで、現在公演中の東京・新橋演舞場公演を経て、改めて意気込みを明かした。

【写真】見事な殺陣を披露する丸山隆平

 『浪人街』は脚本家・山上伊太郎氏が書き下ろし、1928年にマキノ正博監督により制作された『浪人街第一話 美しき獲物』から始まるサイレント映画シリーズ。安政時代の江戸の町を舞台に、激動の時代を生きる浪人たちの姿を描いたエンターテイメント時代劇となる。

 「毎公演の熱量を持続しながらみんなでとにかく捻出していくことは、みんなで青春をやっているよう。殺陣も、浪人だったりの生き様をやるんですけど、現代劇と違った言葉だったりもするので、その世界観にトリップできる要素もあって、お互いの体を思いやりながらやっています」と充実の表情。「どこから観ていただいてもいいように努めますのですべて見どころです」と胸を張った。

 同劇場については何度か訪れたこともあり「祇園の入口で華やかで…小さい時から京都に住んでた時からあったので、そこにまさか立つとは想像もしていなかった。勝手ながら地元なので凱旋(がいせん)公演のよう。故郷に錦を飾れるように大入りになったらいいな〜。故郷に錦を飾るとはこのことだからね〜。40代になって、ひとつの大きな演目なので故郷に恩返ししたい。海外の人も来てくれたらいいな」と大盛況を願う。

 そういったこともあり「(南座は)初めてなので、ちょっと今のところはカッコつけて意識しないように、どの劇場でも毎公演良いものをお届けすることに代わりはないと言い切りたいんですけど、どこか浮ついちゃう。やっぱりうれしい気持ちはある。どういう感情になるのか、初めてなので楽しみという気持ちは否定できません」とワクワク感を抑えきれないよう。「役柄としてろくでなしであるのですけど、役者として名作で帰れるのはパッケージとしてはこれ以上ない。役としてはお母さんに叱られちゃう(笑)」と笑わせた。

 自身演じる浪人・源内は「世の中から目をそむけて好き勝手に生きてる野良猫」と例える丸山。「毎回観に来てくださる方もいるんですが、SNSを見ていると、すごく細かい変化に気付いてる方もいらっしゃって。僕も気付かされる部分もあったり…。本番中に湧き出てくるものもあるので、そのなかの源内を毎回、新鮮に自由にさせてあげられるコンディションを大切にしています」と心がけを明かす。

 「きっとどんな人生を歩んでいる方も道をはずすことは一度はある。ノーミスでいくほうが珍しい。くさってしまったりダメだったりするのには、過去の出来事が自分を歪めてしまったり、非道徳的なほうにいっちゃうのは、多くも少なくもあると思う。今回の源内はろくでなしではあるんですけど、そこにそうならざるを得なくなったストーリーがある。生きていくうえで苦い思いや苦しい思いに負けていただきたくないという応援のメッセージに思える」とコメント。

 「僕自身には人には見せられないろくでなしな部分もある。きっとみんな、自分のなかにどこかろくでなしな部分を持ってると思うので、源内を演じながら人のことは言えないなというのはある。ろくでなしを演じることより、なぜそうなってしまったか。どういうふうに逃げずに向き合うかを大切に、舞台上で、演者とのやりとりで芽生えていく瞬間を毎回やっているので、平面的ではないろくでなしにしたいとみなさんとつくっています」と手応えを見せていた。

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