M.マルケスが首位譲らず。アプリリア、日本勢も好調/第2戦アルゼンチンGP 初日

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2025年03月15日 04:10  AUTOSPORT web

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マルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)/2025MotoGP第2戦アルゼンチンGP
 3月14日、2025年MotoGP第2戦アルゼンチンGPの初日セッションがアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドで行われ、MotoGPクラスのプラクティスではマルク・マルケス(ドゥカティ・レノボ・チーム)がトップタイムを記録した。小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)は11番手となった。

 今大会も開幕戦に続き昨年チャンピオンのホルヘ・マルティン(アプリリア・レーシング)が欠場、テストライダーのロレンツォ・サバドーリが代役参戦している。2023年以来に開催されるアルゼンチンGPは天候が曇りだが、午前のMoto3クラス、Moto2クラスの時間には路面が濡れていた。

 45分のフリー走行1回目は走行ライン上はほぼ乾いており、気温18度、路面温度21度のなかドライタイヤで走行。全車がフロントがソフト、リヤがミディアムの選択だ。5周目には1分40秒405でヨハン・ザルコ(カストロール・ホンダLCR)が1番手となるが、完全に乾ききっていないためその他のライダーとのタイム差が大きい。

 序盤にペドロ・アコスタ(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)も1コーナーで飛び出していたが、32分を切るとラウル・フェルナンデス(トラックハウスMotoGPチーム)が1コーナーで止まり切れずに転倒した。

 その後、マルコ・ベゼッチ(アプリリア・レーシング)が1分40秒383、アレックス・マルケス(BK8グレシーニ・レーシングMotoGP)が1分40秒359とトップタイムを塗り替えるが、マルク・マルケスが1分39秒991と一気に更新して首位に立った。

 残り20分頃にはザルコが1分39秒794を刻んで再度トップに躍り出て、翌周に1分39秒397とさらに更新。ラスト10分には攻めた走りも見られてアスファルトにブラックマークもつき始める。マルク・マルケスが最速で周回をはじめて1分38秒937まで更新するとそれが午前のトップタイムとなった。

 終盤にはライブ配信ではマシンが振られるシーンも映し出されていたことから、2年ぶりのアルゼンチンGPの路面やタイヤにまだ慣れる必要がありそうだ。

 2番手はザルコ、3番手はアレックス・マルケス、4番手はフランコ・モルビデリ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、5番手はベゼッチ、6番手はルカ・マリーニ(ホンダHRCカストロール)、7番手はジャック・ミラー(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)、8番手はマーベリック・ビニャーレス(レッドブルKTMテック3)、9番手はジョアン・ミル(ホンダHRCカストロール)、10番手はアコスタだった。小椋は15番手だ。

 予選Q2への直接進出が決まる1時間のプラクティスは気温21度、路面温度31度だ。午後も曇り空が広がったが、序盤にマルク・マルケスがトップに立ち、7分をほど経つとアレックス・マルケスが1分38秒370で首位に。タイヤ選択はフロントにミディアムがほとんどで、リヤはミディアムとソフトが入り混じる。

 約10分が経つとファビオ・クアルタラロ(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)がマシンを止めており、ピットまで押して帰っている。アレックス・マルケスはその後、1分38秒205までタイムを縮めた。20分が経つとマルク・マルケスが1分38秒184でトップに立ち、マルケス兄弟がワン・ツーを占める。

 すぐにザルコが1分38秒006で首位に立つが、マルク・マルケスが1分37秒739で再びトップに浮上。30分が過ぎた折り返しはマルク・マルケス、ザルコ、ベゼッチのトップ3だ。

 残り25分には2コーナーでザルコの転倒があった。残り14分、ベゼッチが1分37秒510でトップタイムをマークする。このタイムは2014年にマルク・マルケスがブリヂストンタイヤで記録したレコードタイムを超えるものだった。さらにマルク・マルケスが1分37秒438を記録してトップを譲らない。

 ラスト5分にはフランセスコ・バニャイア(ドゥカティ・レノボ・チーム)が2コーナーでスリップダウン。ライブタイミング上ではアレックス・リンス(モンスターエナジー・ヤマハMotoGPチーム)が4番手、クアルタラロが5番手とヤマハ勢も上位につけている。

 最後のアタックに入るとタイムを更新するライダーが増える。マルク・マルケスも1分37秒295まで伸ばして初日を制した。2番手はファビオ・ディ・ジャンアントニオ(プルタミナ・エンデューロVR46レーシング・チーム)、3番手はアレックス・マルケスでトップ3は最後のアタックで決まった。

 4番手はベゼッチ、5番手はブラッド・ビンダー(レッドブルKTMファクトリー・レーシング)、6番手はリンス、7番手はザルコ、8番手はクアルタラロ、9番手はアコスタ、10番手はバニャイアでここまでが予選Q2にダイレクト進出する。小椋は惜しくも11番手だった。また、クールダウンラップではアコスタがフロントを失い転倒した。

[オートスポーツweb 2025年03月15日]

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