三笘薫先発のブライトン、マンCとの“1ポイント差対決”は2−2…公式戦連勝が「6」でストップも好調維持

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2025年03月16日 02:36  サッカーキング

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マンチェスター・シティ戦に先発した三笘薫 [写真]=Getty Images
 プレミアリーグ第29節が15日に行われ、マンチェスター・シティとブライトンが対戦した。

 今季、マンチェスター・シティは自分たちが作り上げた4連覇という前人未到の記録を塗り替えるべく、5連覇を掲げてシーズンをスタートさせたが、蓋を開けてみると近年稀に見る大不振が続いている。シーズン開幕直後は安定して勝ち点を積み上げていたものの、昨年10月下旬から急ブレーキがかかり、そこからトップフォームを取り戻すことができていない。プレミアリーグでは前節終了時点で14勝5分9敗を記録し、勝ち点「47」で5位につける。来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を掴むためにも、これ以上の足踏みは許されない。

 一方で、ブライトンは今季より指揮を執るファビアン・ヒュルツェラー監督の下、決して悪くない戦いを続けており、前節終了時点での成績は12勝10分6敗。現在の順位は7位だが、4位のマンチェスター・シティとは勝ち点がわずか「1」しか離れておらず、来季のCL出場も決して夢物語ではないだろう。現在はFAカップも含めた公式戦6連勝中と絶好調で、この勢いのままに、昨季の王者も喰らうことはできるだろうか。

 三笘薫がスターティングメンバーに名を連ねた一戦は、立ち上がりの6分にブライトンがチャンスを生み出す。GKからパスを受けたディエゴ・ゴメスが右サイドに展開。ジャック・ヒンシェルウッドがドリブルで持ち運び、浅い位置から右足でアーリークロスを蹴り入れる。ゴール前に飛び込んできた三笘がダイレクトで合わせると、シュートはGKシュテファン・オルテガがキャッチ。三笘が体ごと押し込んでネットを揺らしたものの、判定はファウルで得点は取り消された。

 そんななか、10分にマンチェスター・シティが相手陣内でボールを奪取。素早く繋いでカウンターに転じ、アーリング・ハーランドからパスを受けたオマル・マルムーシュがボックス内で倒される。主審は迷わず笛を吹き、ホームチームがPKを獲得。ハーランドが落ち着いて沈めて先制弾を挙げた。

 リードを許したブライトンも20分、鋭い突破を見せたジョルジニオ・リュテールのニコ・ゴンサレスと接触。ペナルティエリア正面でフリーキックが与えられる。D・ゴメスとペルビス・エストゥピニャンがキッカーに並ぶなか、エストゥピニャンが左足を一振り。壁の横を狙った一撃をGKオルテガは見送ることしかできず、鮮やかな直接フリーキックでブライトンが追いついた。

 すると、39分に再びマンチェスター・シティが先行。敵陣左サイドでヨシュコ・グヴァルディオールが送ったパスは一度相手にカットされるが、すぐさまプレスをかけて即時奪回する。こぼれ球を拾ったイルカイ・ギュンドアンがピッチ中央のマルムーシュに横パスを出し、軽く持ち運びながらボックス手前で右足を一閃。強烈なミドルシュートは左ポストに当たってゴールへ吸い込まれ、マンチェスター・シティが勝ち越し弾をマークした。

 それでも、後半開始直後の48分に再度ゲームは振り出しに戻される。ブライトンが左サイドでフリーキックを得ると、エストゥピニャンが左足でアウトスイングのクロスを供給。枠から逸れるように柔らかいボールを入れ、アダム・ウェブスターがゴールから離れた位置でヘディングする。ボールは混戦を抜けてヒンシェルウッドにわたり、右足で放ったシュートがアブドゥコディル・フサノフに直撃。デザインしたセットプレーでブライトンがタイスコアに戻した。

 結局、そのまま試合は2−2で終了し、互いに1ポイントずつを分け合った。このあと、欧州各国の主要リーグはインターナショナルマッチウィークに突入。両チームはインターナショナルマッチウィーク明けにFAカップ準々決勝を控えており、マンチェスター・シティは敵地でボーンマスと、ブライトンはホームでノッティンガム・フォレストと、それぞれ対戦する。

【スコア】
マンチェスター・シティ 2−2 ブライトン

【得点者】
1−0 11分 アーリング・ハーランド(PK/マンチェスター・シティ)
1−1 21分 ペルビス・エストゥピニャン(ブライトン)
2−1 39分 オマル・マルムーシュ(マンチェスター・シティ)
2−2 48分 オウンゴール(ブライトン)

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