メルペイが、新たなクレジットカード「メルカード ゴールド」を3月17日から提供する。
メルカード ゴールドは、「メルカリ」アプリを利用しているユーザーを対象としたゴールドカード。メルカリの利用実績などで利用限度額が決まり、アプリで利用履歴を管理できるといった「メルカード」の特徴をベースに、利用限度枠やポイント還元、付帯サービスなどを拡充している。
ポイント還元については、メルカリでの購入で1〜4%、メルカリ以外での支払い1%に加え、年間利用額に応じてボーナスポイントを受けられる。年間利用額が50万円の場合は2500ポイント、100万円の場合は7500ポイント(+2500ポイント)、200万円の場合は1万ポイント(+2500+1万ポイント)が付与される。200万円以上利用すると、1%相当となる計2万ポイントが還元され、メルカリ以外の買い物での還元率が実質2%になる。
年間利用額には、メルカード、メルペイスマート払いでの購入金額と、メルカリで出品して販売した金額が含まれる。
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年会費は5000円だが、メルカリでの売買やメルペイでの利用額が年間50万円を超えると、翌年度の年会費が無料になる。例えば、メルカリでの購入や街やネットの買い物で毎月4万円ほど使い、メルカリに出品して2万円分を販売すれば50万円に達し、翌年度の年会費が無料になる。
利用限度枠は、従来のメルカードの最大90万円から、メルカード ゴールドでは最大300万円に引き上げる。利用限度枠はユーザーによって異なり、過去のメルカリの利用実績などをもとに判定される。
付帯サービスとして、ショッピング保険、スマホ保険、旅行保険、空港ラウンジ利用や空港宅配サービスを提供する。ショッピング保険では、メルカリやJCB加盟店でメルカードで購入した商品が破損、故障したり盗難に遭ったりした場合に最大300万円を補償する。スマホ保険では、スマートフォンの通信料金をメルカード ゴールドで支払うことで、自分のスマホが故障した際に修理費用を負担してもらえる。
カードブランドはJCBで変わらず、デザインはシャンパンを用意する。裏面の磁気ストライプ部分にシルバーの太い帯をあしらった「ブリードマグ」デザインを採用している。
今後は、メルカリグループ横断でさらにお得になる取り組みを検討していくとのこと。3月4日に提供を開始したMVNOサービス「メルカリモバイル」でも、メルカードと連動したお得なプログラムを提供予定としていたが、詳細は未定。
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2022年11月から提供しているメルカードの発行枚数は2024年11月時点で400万枚を突破し、ユーザーの約3割が支払いに売上金を利用しているという。一方で、メルカードユーザーからは「利用限度枠が足りない」「より還元率の高いカードが欲しい」という声が増えており、よりお得なカードを提供すべく、メルカード ゴールドの提供を決めた。
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