第18回アジア・フィルム・アワード、『敵』の吉田大八監督が監督賞、Kōkiがライジングスター賞

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2025年03月17日 14:01  cinemacafe.net

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『敵』ⓒ1998 Yasutaka Tsutsui Shinchosha ⓒ2023 TEKINOMIKATA  
16日、香港で第18回アジア・フィルム・アワード授賞式が開催された。日本勢は『敵』の吉田大八監督が監督賞、『HAPPYEND』の栗原颯人が新人俳優賞、役所広司が生涯功労賞、Kōkiがライジングスター賞を受賞した。

『敵』は監督賞のほか、作品賞、主演男優賞(長塚京三)、助演女優賞(瀧内公美)、撮影賞(四宮秀俊)、衣装デザイン賞(宮本茉莉)の候補にも挙がっていた。

作品賞は、2024年のカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した『All We Imagine as Light(原題)』。インド出身の女性監督パヤル・カパディアがメガホンを取った作品で、カンヌを皮切りに数々の映画祭や授賞式で脚光を浴びた。ゴールデングローブ賞の外国語映画賞、監督賞にもノミネートされた。

「The Hollywood Reporter」によると、パヤル・カパディアはアジア・フィルム・アワード授賞式で「主演を務めてくれた3人に感謝を伝えたいです。才能豊かなアーティストであり、人たちです。彼女たちのおかげでこの映画を作ることができました」とキャストに感謝を述べ、「香港で私たちの(映画祭や授賞式の)旅を終えることができてうれしく思います。ここ数年、私は香港発の素晴らしい映画を何本も観てきたので、香港は私にとって大きな意味を持つ街なのです」と語ったという。

第18回アジア・フィルム・アワード授賞式の審査員長は、香港映画界のレジェンドであるサモ・ハンが務めた。




(賀来比呂美)

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