
■カーリング 女子世界選手権1次リーグ 日本 5−9 スイス(17日、韓国)
ミラノ・コルティナダンペッツォオリンピック™の出場枠をかけたカーリングの世界選手権3日目。女子日本代表のフォルティウスはスイスに5ー9で敗れ、2勝3敗となった。
2月の日本選手権を制したフォルティウス(吉村紗也香(33)、小野寺佳歩(33)、小谷優奈(26)、近江谷杏菜(35)、小林未奈(22))が女子日本代表として出場。1次リーグは出場13か国が総当たりで戦い、上位6チームが突破。1位と2位は準決勝に進み、3位〜6位は4強入りをかけたプレーオフに臨む。
この日の午前中にリトアニア(世界ランク20位)と戦い、10−3と快勝、2勝2敗の五分に戻した日本(同5位)は、ここまで3連勝のスイス(同1位)と対戦した。
第1エンド(E)、日本は1点を先制するが、第2E、後攻・スイスのストーンがハウスに3つある状況で、吉村のラストショット。2つを弾き出すのが精一杯で、スイスに2点を献上してしまう。第3Eも、ハウスの中に相手ストーンが2つある状態で、吉村がまさかのミスショット。スイスに3点を奪われるスチールを許し、1−5と大きくリードされる。
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そして3−6で迎えた第7E、後攻・スイスのラストショットで日本のNo.1ストーンが弾き出され、2点を奪われる。それでも日本は第8E、吉村の最後の一投がハウスの中の相手ストーンを弾き出し2点を奪い返す。しかし日本の追撃もここまで。第9Eが終了した時点でコンシード。スイスを逆転することはできず敗れ、2勝3敗。再び黒星が先行する苦しい状況となった。
ミラノ・コルティナ五輪の出場枠は「10」で、1枠は開催国のイタリアが持つ。残り7枠は2024年&2025年の世界選手権の順位によって獲得できるオリンピックポイントの合計点で決まる。昨年の世界選手権にはSC軽井沢クラブが出場したが11位に終わり、獲得できたオリンピックポイントは3点となっている。残り2枠は12月に行われる世界最終予選で決定する。