ACLE・準々決勝の組み合わせが決定 [写真]=Anadolu via Getty Images、Getty Images AFC(アジアサッカー連盟)は17日、AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・準々決勝の組み合わせ抽選会を開催した。
今大会から新フォーマットに変更されたACLEでは、東西地区に分かれてリーグステージの8試合を消化する予定となっていた。同ステージは総当たりではなく、同国チーム同士の対戦を除いた異なる8チームとの対戦で、そこで得た勝ち点でリーグステージの上位8クラブ、東西を合わせると16クラブがノックアウトステージに進出するというフォーマット。西地区では従来通り全チームが8試合を消化したものの、東地区では19日付けで山東泰山(中国)が突然の大会棄権を表明したことで混乱が発生。山東泰山が消化した7試合の結果がすべて無効になり、中国勢を中心に同クラブとの対戦がないクラブのみ8試合の消化、山東泰山との試合に臨むはずだった8クラブの結果は「無効」となり、チームごとに消化試合数のズレが生じていた。
このような状況を経て、迎えたラウンド16では、東地区のリーグステージを首位通過した横浜F・マリノス(日本)が上海海港(中国)を2戦合計5−1で、2位通過した川崎フロンターレ(日本)が上海申花(中国)を2戦合計4−1で破って準々決勝へ進出。一方で、“混乱”の影響を大きく受け、リーグステージの最終順位が3位から5位へと転落したヴィッセル神戸(日本)は、光州FC(韓国)との延長戦にまでもつれ込む死闘を2戦合計2−3で落とし、無念のラウンド16敗退が決まっていた。
この結果、日本勢で準々決勝に進出するのは横浜FMと川崎Fに決定。その他、東地区からは神戸を破った光州FC、ジョホール・タルル・タグジム(マレーシア)を2戦合計1−0で破ったブリーラム・ユナイテッド(タイ)がベスト8へ駒を進めた。この4チームに、西地区を勝ち抜いたアル・ヒラル、アル・アハリ・ジッダ、アル・ナスル(以上すべてサウジアラビア)、アル・サッド(カタール)を加えた8チームにより、4月25日から5月3日にかけて、準々決勝が開催される。
そして17日、準々決勝の組み合わせ抽選会がマレーシア・クアラルンプールにて開催。第2シードを獲得した横浜FMの相手は、スペイン代表DFアイメリク・ラポルテ、セネガル代表FWサディオ・マネ、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドらのタレントを擁するアル・ナスルに確定。一方で、川崎Fの相手は、数多くの現役カタール代表選手が在籍するアル・サッドに決まった。
また、横浜FMは準々決勝を勝ち進んだ場合、準決勝までは中3日の間隔となるが、準決勝から決勝までは中2日というスケジュールが設定されている。一方の川崎Fは、勝利した場合は全試合が中2日という過酷なスケジュールを強いられる。
準々決勝の日程は4月25日、26日、27日の3日間準決勝は29日と30日、決勝は5月3日の開催だ。優勝チームには1200万ドル(約18億円)の賞金が与えられる。
今回発表されたACLE・準々決勝以降の組み合わせは下記の通り。
◼︎ACLE・準々決勝
【1】 4月25日(金) アル・ヒラル(サウジアラビア/西地区) vs 光州FC(韓国/東地区)
【2】 4月26日(土) アル・アハリ・ジッダ(サウジアラビア/西地区) vs ブリーラム・ユナイテッド(タイ/東地区)
【3】 4月26日(土) 横浜F・マリノス(日本/東地区) vs アル・ナスル(サウジアラビア/西地区)
【4】 4月27日(日) 川崎フロンターレ(日本/東地区) vs アル・サッド(カタール/西地区)
◼︎ACLE・準決勝
【5】 4月29日(火) 【1】の勝者 vs 【2】の勝者
【6】 4月30日(水) 【3】の勝者 vs 【4】の勝者
◼︎ACLE・決勝
【7】 5月3日(土) 【5】の勝者 vs 【6】の勝者
(会場:キング・アブドゥッラー・スポーツシティ・スタジアム)
【ハイライト動画】横浜FM、川崎Fはそれぞれラウンド16セカンドレグを勝利で飾る