ことでん、新型車両「フレッシュ」「香川の新しい風」デザイン決定

ことでん(高松琴平電気鉄道)は17日、新型車両2000形(2025年度以降に導入予定)に関して、2024年12月27日から2025年2月15日まで実施したデザイン投票の結果を発表した。


新型車両2000形のコンセプトは「うみ・まち・さと 地域をつなぐ、ことでんの新しい顔」。エクステリアとインテリアにもコンセプトがあり、エクステリアは「『讃岐路の未来を創る新世代の電車』にふさわしい青い電車」、インテリアは「暖かく清潔感のある車内で『お客様や環境、すべてに優しく快適な電車』に」となっている。

デザイン投票は、デザイン1「ダイナミック(飛躍することちゃん)」、デザイン2「フレッシュ(香川の新しい風)」、デザイン3「スタイリッシュ(海と空が出会うところ)」の3つを候補とし、オンラインで行うウェブ投票のほか、ことでんの全有人駅と「瓦町FLAG」4階イベントスペースで紙による投票も実施。その結果、投票総数7,541票のうち3,444票を獲得したデザイン2が選出された。デザイン1は2,357票、デザイン2は1,740票を獲得している。


デザイン2は「ステンレス構体の美しい素地を活かした、遊びのある鮮やかで楽しげなカラーリング」に。投票者からは、「全体を見たときに、ことでんの明るいイメージに合う白や黄色が他の案より多く使われていたり、先頭の青い部分が一番違和感なく繋がって見えていたり、最も優れているデザイン案であると考えました」「濃紺、白に加えて水色が入っている事で色彩にアクセントがある事と、ドア下の黄色が讃岐平野の小麦畑を連想させて良いと思った為」「丸みを帯びたデザインや白の面積の多さは明るい印象や優しい印象を与え、利用者に親しまれやすくなる車両になるかなと思い2番を選びました」といった声が寄せられた。（木下健児）