2022年の豪州戦で2得点を決めた三笘薫 [写真]=Getty Images 日本代表は17日、FIFAワールドカップ26アジア最終予選 第7節バーレーン代表、第8節サウジアラビア代表とのホーム2連戦に向け、千葉県内で始動した。日本代表はアジア最終予選C組でここまで5勝1分け無敗・22得点2失点と圧倒的な強さを見せ、ワールドカップ出場に王手をかけた。次戦のバーレーン戦に勝利すれば、8大会連続8回目のワールドカップ出場が決定する。
17日(月)に帰国した三笘薫は室内で調整を実施。「勝利が一番大事なので、コンディションは全員バラバラですけど、残り2日間でしっかりと合わせていければ」と3日後に迫ったバーレーン戦を見据えた。所属するブライトンでは今季公式戦33試合に出場し、8得点3アシストを記録。2月14日に行われたプレミアリーグ第25節・チェルシー戦で決めたゴールは、2月のゴール・オブ・ザ・マンス(月間最優秀ゴール賞)に輝いた。「チームとしてより一つになって戦っている時は、自分も結果を出しやすい部分はあると思う。チームとしての成熟度が高まってきている中、結果が出ているかなと思います」と自信を深めている。
三笘といえば2022年3月にアウェイで行われたオーストラリア代表戦で途中出場から圧巻の2得点。日本をワールドカップへ導く鮮烈なインパクトを残した。「ワールドカップ出場が決まったのはすごく嬉しかったですが、当時はチームの中で出場機会も少なく、自分の立ち位置というのも大事でした。結果を出すために必死にやっていたので、そういった反骨心や結果を出すという気持ちは常に持ってやりたいなと思います」と回想した。
当時は“スーパーサブ”的存在だったが、今回のアジア最終予選でここまで全6試合に先発出場し、1得点3アシストを記録。『3-4-3』布陣では左ウイングバック、左FWをこなす働で、今や間違いなくチームの中心だ。「ワールドカップやいろいろな戦い方を経験し、監督から求められることも増えました。よりチームとして一つになってきていると思いますし、それが最終予選の結果にもつながっている。そういった今までの積み上げをしっかりともう一度思い出してやりたいと思います」と三笘。2大会連続の“決定弾”にも期待がかかるが「一番は勝つこと。内容よりも結果が大事だと思うので、チームとして勝つことができれば。誰が得点を決めてもいいかなと思ってます」とフォア・ザ・チームの姿勢を強調した。
バーレーンとの注目の一戦は、埼玉スタジアム2002にて3月20日(木・祝)19時35分キックオフ。チケットはすでに完売し、注目度も高まっている。「もちろんバーレーンも勝ち点3を取りに来ると思います。でも、その圧以上に自分たちも圧をかけたいですし、自分たちのホームなので相手も怯むところはある思う。声援で後押しをしてもらい、自分たちもそれをうまく利用しながら戦いたいなと思います」と意気込んだ。
【動画】2月のゴール・オブ・ザ・マンスに輝いた三笘の“芸術弾”
A sublime touch followed up with a stunning finish 🤩
Everything about Kaoru Mitoma’s Guinness Goal of the Month strike is special 💫 pic.twitter.com/C8PPOQNdFf— Premier League (@premierleague) March 14, 2025