現役引退を決断したアントニオ・カンドレーヴァ [写真]=Getty Images かつてラツィオやインテルで活躍した元イタリア代表MFアントニオ・カンドレーヴァが18日、自身のインスタグラムで現役引退を発表した。
現在38歳のカンドレーヴァは、2004年9月にセリエBのテルナーナでプロキャリアをスタート。その後は母国イタリアの複数クラブでプレーし、2012年1月にウディネーゼからラツィオへとレンタル移籍で加わった。2012−13シーズンには完全移籍に移行すると、クラブのコッパ・イタリア制覇に大きく貢献。2016年8月から4年間所属したインテルでは公式戦通算151試合出場18ゴール27アシストをマークし、次なる移籍先となったサンプドリアではDF吉田麻也と共闘した。以降は2022年8月から加入したサレルニターナを昨年7月に退団。約半年間の無所属が続いていた。
そんななか、イタリア代表で54キャップを誇る同選手が引退を決意。インスタグラムにインテル時代の本拠地である『サン・シーロ』で撮影した動画を投稿し、「親愛なるフットボールへ。今日は私の人生において最も重要な日のひとつだ。ついに別れの時が来た」と語った。
また、「ここ『サン・シーロ』、フットボールの聖地で僕は最後の試合を迎えた」とサレルニターナでのラストマッチにして現役ラストマッチとなった一戦が同スタジアムで開催されたことを回想。続けて「僕の旅は30年前、ここから始まった。喜びや痛み、犠牲や勝利、そして数えきれないほどの感情とともに。僕は夢を生き、情熱を貫いた。だが、これは別れではなく新たなスタートにすぎない。ありがとうフットボール。またすぐに会おう」とメッセージを送っている。
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