
日本は水に恵まれた国だ。慣れ過ぎて日常生活で意識することが少なくなっていても、やはり子どもたちには水の大切さを伝えていかねばならない。サントリーホールディングス(大阪市)は、次世代環境教育「水育(みずいく)」の一環として実施している出張授業の参加校募集を始めた。
「水育」は、次世代を担う子どもたちに自然のすばらしさ、水を育む森のはたらきや水を守ることの大切さを伝え、未来に水を引きつぐために何ができるのかを共に考える環境教育プログラム。すでに20年以上の活動実績がある。今回の出張授業の対象は小学校4〜6年生で、担任教員と「水育」講師が連携し、45分×2回の授業を実施する。
出張授業は対面とオンラインの2つの形式があり、対面は1クラス25人、オンラインは1クラス15人から申し込み可能(他クラス・他学年との合同申し込みも可)。対面授業の対象は埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、山梨県、長野県、岐阜県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、鳥取県、熊本県の小学校4−6年生のクラス単位(対象地域でも実施できない場合あり)。
この活動は国境を越えて広がりを見せている。地域によって水に関する事情や課題は異なるものの、衛生意識の向上や学校への衛生施設の寄付など、各地域に合わせたプログラムがあり、アジア、欧州、オセアニアの計8カ国で実施されている。
申し込み方法は、サントリー水育「出張授業」ホームページ から。2025年5月〜2026年3月開催分を先着順で受け付ける。応募締め切りは実施希望日の40日前、ただし予定数に達し次第募集を終了。
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