トルコのイスタンブール市長を拘束、汚職に関与の疑い　大統領の“政敵”

トルコのイスタンブールの市長が汚職などに関与したとして拘束されました。市長はエルドアン大統領と政治的に対立していて、次の大統領選の野党候補として有力視されていました。

トルコでは19日、最大都市イスタンブールのイマモール市長が汚職やテロ組織に関与した疑いでトルコ警察に拘束され、これに抗議するデモが各地で行われました。

イマモール氏は長年にわたってエルドアン大統領と政治的に対立していて、次の大統領選の野党候補として有力視されていました。

拘束はエルドアン政権の野党弾圧の一環とみられ、野党は強く反発しています。

ロイター通信は、“市長の拘束を受け、トルコの通貨リラが対ドルで一時12.7%下落し、過去最安値を付けた”と報じていて、トルコ経済にも影響を与える事態となっています。