白老Fの名牝系出身馬 ファルコンSで一族初のJRA重賞制覇なるか
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2025年03月20日 20:00 netkeiba

重賞初制覇を目指すモンドデラモーレ(24年6月撮影、ユーザー提供:グチマサさん) 白老ファームの名牝系出身となるモンドデラモーレ(牡3、美浦・千葉直人厩舎)が、ファルコンステークス(3歳・GIII・芝1400m)で重賞初制覇を狙う。
モンドデラモーレは父ワールドエース、母ヒカルアモーレ、母の父クロフネの血統。ディープインパクト産駒の父は12年のきさらぎ賞、14年のマイラーズCを制している。一方の母方は祖母グレイトフィーヴァーに端を発する白老ファームの名牝系。JRAの重賞勝ち馬こそ出ていないが活躍馬は多く、半兄のシュペルミエールは19年の日経新春杯で3着、叔父のアーデントは12年の弥生賞で3着、叔母のシャルールは16年の福島牝馬SとクイーンSで2着、甥のヴェローナシチーは22年の京成杯で3着、京都新聞杯で2着、いとこのカニキュルは24年のフローラSで3着だった。
ここまで3戦1勝。昨年6月の東京でデビュー勝ち。その後も札幌2歳Sが0秒8差の4着、そして休み明けだった前走のジュニアCが0秒1差の2着と、強敵相手に善戦を続けている。今回は初の1400mとなるが、道中で行きたがる面があるので、かえってレースがしやすくなる可能性大。楽しみなチャレンジといえるだろう。
グレイトフィーヴァーの血を引く馬は、今回が延べ51頭目のJRA重賞出走となる。ここまで銀メダルが3回、銅メダルが4回と惜敗が目立つが、そろそろ機は熟したか。モンドデラモーレ自身はもちろん、一族にとっても大きな勝利を手にすることを期待したい。
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