三菱自動車(写真上)と台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業(EPA時事)のロゴマーク 三菱自動車が、台湾の電子機器製造大手、鴻海(ホンハイ)精密工業に電気自動車(EV)の生産を委託する方針を固めたことが20日、分かった。生産コストの抑制や開発期間の短縮を図り、各国で開発が加速するEVのラインアップを強化する狙いだ。近く発表する見通し。
鴻海は今月14日の決算説明会で、EVを巡り「2カ月以内に日本の顧客と委託設計製造の契約を結ぶ」と表明していた。三菱自との協業はこの一環とみられる。日本企業との連携を通じてEV事業の強化を進める。
三菱自は「今後もさまざまなパートナーと協業の可能性を模索していく」とコメントした。