ミゲール・オリベイラ(プリマ・プラマック・ヤマハMotoGP)/2025MotoGP 3月20日、ロードレース世界選手権 MotoGPクラスに参戦しているプリマ・プラマック・ヤマハMotoGPは、第2戦アルゼンチンGPのスプリントで負傷したミゲール・オリベイラが第3戦アメリカズGPも欠場することを発表した。また、ヤマハ・ファクトリー・レーシングでテストライダーを務めているアウグスト・フェルナンデスが代役として出走する。
オリベイラは、アルゼンチンGPのスプリントレースで他車に接触されて転倒し、その際に負傷。搬送先の病院では、骨折は否定されたものの、左肩の靱帯に懸念があるとして決勝レースを欠場を余儀なくされた。その後、ポルトガルへ帰国して左肩と胸骨の検査を受けた結果、胸鎖関節の脱臼と靭帯の損傷が明らかになった。
プリマ・プラマック・ヤマハMotoGPは、オリベイラが経過観察と回復に時間を要するとして、3月28〜30日に開催される第3戦アメリカズGPを欠場させることを発表。併せて、アウグスト・フェルナンデスが代役として出走することも公表した。
アウグスト・フェルナンデスは、もともと同3月28〜30日のスーパーバイク世界選手権(WorldSBK)第2戦ポルトガルに、左足を骨折したジョナサン・レイ(Pata Maxus Yamaha)の代役として出場予定だったが、MotoGP第3戦アメリカズGPに向かうこととなった。
2024年までレッドブルGASGASテック3からMotoGPクラスにフル参戦していたアウグスト・フェルナンデスは、今シーズンからヤマハ・ファクトリー・レーシングのMotoGPテストライダーを務めている。開幕前に行われたマレーシア公式テストでは、2025年型のヤマハYZR-F1を走らせており、グランプリは2024年の最終戦ソリダリティGP以来の出場となる。
ミゲール・オリベイラ
「まず最初に、チームと治療にあたってくれた医師に感謝したい。帰国後にMRIでの検査を受け、胸鎖関節の脱臼と靭帯損傷が確認された。当然、最速の回復方法について話し合い、腕をしばらく固定することが決まった」
「今後は身体の状態と経過をしっかりと確認する必要があるため、復帰時期は予測できない。毎週、状況を評価していく。トラックに戻ることを目指して努力しているけれど、それよりもまずは回復を最優先し、100%の体調へ戻ることに集中するよ」
アウグスト・フェルナンデス
「まず、ミゲールの早期回復を心から祈っている。また、この機会を与えてくれたヤマハとプラマックにも感謝ているよ。(アメリカズGPが行われる)オースティンは素晴らしいコースで、YZR-M1にまた乗れるのが待ちきれない。レースが始まるのが本当に楽しみだ」
[オートスポーツweb 2025年03月21日]