「アーティスト活動を終えようかとも思っていた」手術やメンタル不調…YOSHIKI、胸中を語る

　X JAPANのYOSHIKIが21日、都内で『YOSHIKIプレミアムディナーショー』発表会見を開催した。

【写真】MAISON YOSHIKI PARISオリジナルスカーフを紹介するYOSHIKI

　YOSHIKIは2014年から24年まで９回にわたりディナーショーを開催（コロナ禍により20年、21年は開催なし）。10周年を迎えた昨年のディナーショーは、1席30万円の「VIP Premiumパッケージ」が用意され、高額にもかかわらず瞬く間にソールドアウトとなった。スペシャルゲストとしてX JAPANのギタリストPATAも出演し、一夜限りのコラボレーションで大歓声のなかX JAPANの「Rusty Nail」を演奏するなど、10周年を迎える節目の年としてふさわしい特別なディナーショーとなった。

　今回のディナーショーは、8月22日から24日、29日から31日までの6日間で、全10公演が開催される。なんと100万円の「VVIPダイアモンドパッケージ」が用意されることも発表された。

　会見ではYOSHIKIによる、代表曲「紅」のピアノ演奏も行われ、しっとりとアレンジされた演奏で会場を魅了した。18日に東京ドームで開催されたMLB日本開幕戦 東京シリーズ「シカゴ・カブス対ロサンゼルス・ドジャース」戦でも国歌のピアノ演奏を聴かせたYOSHIKIだが、昨年10月に首の手術を受けており、現在も手がしびれるなどコンディションは良くないという。

　また、首の手術をしたころから精神科医にも通っていることを明かし、「今はちゃんと寝ることとか、太陽を見ることとか、SNSを見ない日を作っている」とメンタル面のリカバリーにも臨んでいることを報告。手術を受け「最後のツアーをやって、アーティスト活動を終えようかとも思っていた」としながら、「（MLB日本開幕戦で）東京ドームにまた帰ってこられて。前に進んで良いんだよなって思えた。だったらディナーショーもやっても良いかって思えた」と、ディナーショー開催に至った思いを語った。

　最後は「これから何年も続くかもしれないけど、これが最後だっていう気持ちでやっていきたい」とディナーショー開催に向けて意気込んだ。