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テレビ朝日・坪井直樹アナウンサーが、BS朝日の看板音楽番組「人生、歌がある」(土曜午後7時)の司会に就任。4月5日の放送から岡田美里(63)とのコンビで番組を進行することが21日、分かった。
同番組は13年10月にスタート。人々が胸に刻んできた名曲の数々を豪華歌手がスタジオで熱唱する番組で、24年4月からは吉幾三(72)と岡田が司会を務めてきた。
坪井アナは同局「グッド!モーニング」(月〜金曜午前4時55分、土曜午前6時、日曜午前5時50分)の総合司会を担当。同局“朝の顔”としてはもちろん、民放を代表するアンカーマンでもある。
吉からバトンタッチとなる坪井アナは日刊スポーツなどの取材に応じ、「今年32年目なんですけど、30年間ニュースばかりを伝えて来て、ここに来ての音楽番組なので『えっ、私なの?』と信じられなくて」と率直な感想を述べた。「今はうれしくて…」と続けると一瞬の間をあけて、「うれしさと同時に、その10秒後には緊張がうわ〜っとやって来て、『大丈夫かな?』って」と振り返った。
「実は音楽番組の司会がやりたくてテレビ朝日に入った」という坪井アナ。「ここに来てご褒美かなと思っていますが、それにしてもこの歴史ある、そして、そうそうたるメンバーの看板歌番組を…」とし、「野球が好きと言ったらいきなりメジャーリーグのオールスターで先発しろって言われたようなもので、『いやいやいや、ちょっと待ってください!』みたいな感じです」と苦笑い。
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そんな坪井アナは、音楽とは縁が深い。「母が小学校の音楽の教師をやっていました。父も音楽好きで、よく日曜日には家でレコードかけてたような中で育ちました」とし、「そういった意味では、本当に音楽は人生の一部だと思いながら生きて来ています」。
実際、慶応大学在籍時は、同校のオーケストラでバイオリンを弾いていた。その腕前はテレビ朝日「徹子の部屋」ではクラシックを披露、南こうせつとは「神田川」を演奏するほど。また、学生時代のアルバイトで「細川たかしさんのリサイタルにバイオリンで参加したことがありまして…」と、意外なエピソードもカミングアウト。細川が同番組出演の際には、「絶対に覚えていないと思いますが、当時のことをお伝えしたいと思っています」と話した。
コンビとなる岡田は坪井アナの第一印象を「爽やかで圧のなさを感じた。気持ちよくできそうだなと思いました」。脱線しがちは吉の横でコメントを拾う姿には「番組を見ている友だちも、『よくコメントを拾ってあげているわね』と言ってくださって…」と明かした。それも番組の味だったが、「坪井さんは、歌手のみなさんへのインタビューの切り口が変わってくるんじゃないかなと思っています」とし、「歌手のみなさんの今までにない一面が聞き出されるんじゃないかと思っています」と期待を寄せた。
坪井アナは「初心にかえってピュアな気持ちでやりながらも、美里さんがいてくださるので、そこにも乗って、自分なりに音楽番組を楽しく伝えられたらなと思っています」とアピールした。
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