2025年F1第2戦中国GP 予選PPのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手ランド・ノリス(マクラーレン) 3月22日、2024年F1第2戦中国GPの予選が上海インターナショナル・サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がF1キャリア初となるポールポジションを獲得した。
2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となり、角田裕毅(レーシングブルズ)は9番手となっている。
ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が制したスプリント終了から約3時間後の日本時間16時(現地時間15時)、第2戦の予選は青空広がる快晴のもと気温26度、路面温度40度、湿度13パーセントというコンディションで始まった。
■Q1:レーシングブルズに躍進の兆し。苦難続くローソン
18分間のQ1。開始から5分が経過したところでジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)がターン10でスピンを喫するも大事には至らず。ただ、新品のソフトタイヤを1セット無駄にしてしまう。
残り10分を切ったところでフェルスタッペンが1分31秒424をマークし、暫定首位に浮上する。続けて角田がユーズドタイヤで0.274秒差の1分31秒698、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がニュータイヤで0.400秒差の1分31秒824をマークし、レーシングブルズ勢もQ1ファーストアタックから暫定5〜6番手と好位置につける。
一方、フェルスタッペンのチームメイトであるリアム・ローソン(レッドブル)は最初のアタックからニュータイヤを履くが、フェルスタッペンから1.068秒遅れの1分32秒492で暫定19番手と苦戦が続く。
Q1終盤、フェルスタッペンを除く19台がアタックへ。角田もニュータイヤに履き替えて最後のアタックに臨んだ。角田はセクター2で27.203秒と全体ベストを更新するとこの時点での最速となる1分31秒238をマークする。
続けてハジャーが1分31秒162でレーシングブルズがワンツーかと思われたが、ノリスが1分30秒983で首位の座を掴んだ。Q1最速はノリス、2番手ハジャー、3番手角田と、レーシングブルズが好走を見せるQ1となった。
Q1敗退は16番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、17番手オリバー・ベアマン(ハース)、18番手ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、19番手ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、20番手ローソンの5台。ローソンは2戦連続のQ1敗退かつ、今回はトップから1.191秒差の予選最下位という結果となった。
■Q2:レーシングブルズ好調、2台揃ってトップ10へ
続く15分間のQ2。序盤は1分30秒787をマークしたノリスが暫定首位、0.413秒差の暫定2番手にピアストリが続き、早々にマクラーレンがワンツーを構築する。ノリスから0.447秒差の3番手にフェルスタッペンが続いた。
セッション前半の4番手にはユーズドタイヤで1分31秒307を記録したジョージ・ラッセル(メルセデス)が続き、角田は1分31秒425を記録し暫定5番手でQ2ファーストアタックを終えている。なお、ハジャーのQ2ファーストアタックは1分31秒832の暫定13番手となった。
セッション終盤、ノリスを除く14台がコースインするなか、フェルスタッペンが1分31秒142までタイムを更新。しかし、それでもノリスに0.355秒届かず2番手に。続けてハジャーが1分31秒253をマークし4番手に、角田が1分31秒260をマークし5番手でQ2を終えた。なお、レーシングブルズの2台のタイム差は0.007秒となる。
Q2敗退は11番手エステバン・オコン(ハース)、12番手ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、13番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、14番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、15番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)の5台となった。
■Q3:ピアストリがキャリア初ポールポジション獲得。新人ハジャーが健闘
ポールポジションを決める最終Q3は12分間のセッション。序盤、レーシングブルズの2台とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)はユーズドタイヤでコース入り。
各車ファーストアタックを終えた時点でピアストリが1分30秒703をマークし暫定首位に。0.090秒差の2番手ノリス、3番手フェルスタッペン、4番手ハミルトン、5番手ラッセル、6番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)と続く。
ユーズドでアタックしたハジャーは暫定7番手、角田は暫定8番手となった。ここでの2台のギャップは0.190秒となる。なお、アントネッリは暫定9番手タイムを記録したものの、トラックリミット違反によりタイム抹消となってしまう。
セッション終盤、各車最後のアタックに臨む。フェルスタッペンはセクター1で全体ベスト更新もタイム更新は叶わず。また、ノリスはターン15、角田はターン13でコースオフを喫し、アタックをやめてピットに戻ってしまう。そんななか、ピアストリが1分30秒641までタイムを上げて、F1キャリア初のポールポジションを獲得した。
0.082秒差の2番手にはこちらも最後のアタックでタイム更新が叶ったラッセル、そして3番手に最終アタックを止めたノリスが続いた。
以下、4番手フェルスタッペン、5番手ハミルトン、6番手ルクレール、7番手ハジャー、8番手アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、9番手角田、10番手アルボンとなった。
2025年F1第2戦中国GP、56周の決勝レースは23日の日本時間16時にスタートが切られる予定だ。
[オートスポーツweb 2025年03月22日]