ピアストリが初PP獲得。新人ハジャーが角田裕毅を上回る健闘の7番手【予選レポート/F1第2戦】

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2025年03月22日 17:20  AUTOSPORT web

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2025年F1第2戦中国GP 予選PPのオスカー・ピアストリ(マクラーレン)、2番手ジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手ランド・ノリス(マクラーレン)
 3月22日、2024年F1第2戦中国GPの予選が上海インターナショナル・サーキットで行われ、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がF1キャリア初となるポールポジションを獲得した。

 2番手はジョージ・ラッセル(メルセデス)、3番手はランド・ノリス(マクラーレン)となり、角田裕毅(レーシングブルズ)は9番手となっている。

 ルイス・ハミルトン(フェラーリ)が制したスプリント終了から約3時間後の日本時間16時(現地時間15時)、第2戦の予選は青空広がる快晴のもと気温26度、路面温度40度、湿度13パーセントというコンディションで始まった。


■Q1:レーシングブルズに躍進の兆し。苦難続くローソン

 18分間のQ1。開始から5分が経過したところでジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)がターン10でスピンを喫するも大事には至らず。ただ、新品のソフトタイヤを1セット無駄にしてしまう。

 残り10分を切ったところでフェルスタッペンが1分31秒424をマークし、暫定首位に浮上する。続けて角田がユーズドタイヤで0.274秒差の1分31秒698、アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がニュータイヤで0.400秒差の1分31秒824をマークし、レーシングブルズ勢もQ1ファーストアタックから暫定5〜6番手と好位置につける。

 一方、フェルスタッペンのチームメイトであるリアム・ローソン(レッドブル)は最初のアタックからニュータイヤを履くが、フェルスタッペンから1.068秒遅れの1分32秒492で暫定19番手と苦戦が続く。

 Q1終盤、フェルスタッペンを除く19台がアタックへ。角田もニュータイヤに履き替えて最後のアタックに臨んだ。角田はセクター2で27.203秒と全体ベストを更新するとこの時点での最速となる1分31秒238をマークする。

 続けてハジャーが1分31秒162でレーシングブルズがワンツーかと思われたが、ノリスが1分30秒983で首位の座を掴んだ。Q1最速はノリス、2番手ハジャー、3番手角田と、レーシングブルズが好走を見せるQ1となった。

 Q1敗退は16番手ピエール・ガスリー(アルピーヌ)、17番手オリバー・ベアマン(ハース)、18番手ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)、19番手ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー)、20番手ローソンの5台。ローソンは2戦連続のQ1敗退かつ、今回はトップから1.191秒差の予選最下位という結果となった。


■Q2:レーシングブルズ好調、2台揃ってトップ10へ

 続く15分間のQ2。序盤は1分30秒787をマークしたノリスが暫定首位、0.413秒差の暫定2番手にピアストリが続き、早々にマクラーレンがワンツーを構築する。ノリスから0.447秒差の3番手にフェルスタッペンが続いた。

 セッション前半の4番手にはユーズドタイヤで1分31秒307を記録したジョージ・ラッセル(メルセデス)が続き、角田は1分31秒425を記録し暫定5番手でQ2ファーストアタックを終えている。なお、ハジャーのQ2ファーストアタックは1分31秒832の暫定13番手となった。

 セッション終盤、ノリスを除く14台がコースインするなか、フェルスタッペンが1分31秒142までタイムを更新。しかし、それでもノリスに0.355秒届かず2番手に。続けてハジャーが1分31秒253をマークし4番手に、角田が1分31秒260をマークし5番手でQ2を終えた。なお、レーシングブルズの2台のタイム差は0.007秒となる。

 Q2敗退は11番手エステバン・オコン(ハース)、12番手ニコ・ヒュルケンベルグ(キック・ザウバー)、13番手フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)、14番手ランス・ストロール(アストンマーティン)、15番手カルロス・サインツ(ウイリアムズ)の5台となった。


■Q3:ピアストリがキャリア初ポールポジション獲得。新人ハジャーが健闘

 ポールポジションを決める最終Q3は12分間のセッション。序盤、レーシングブルズの2台とアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)はユーズドタイヤでコース入り。

 各車ファーストアタックを終えた時点でピアストリが1分30秒703をマークし暫定首位に。0.090秒差の2番手ノリス、3番手フェルスタッペン、4番手ハミルトン、5番手ラッセル、6番手シャルル・ルクレール(フェラーリ)と続く。

 ユーズドでアタックしたハジャーは暫定7番手、角田は暫定8番手となった。ここでの2台のギャップは0.190秒となる。なお、アントネッリは暫定9番手タイムを記録したものの、トラックリミット違反によりタイム抹消となってしまう。

 セッション終盤、各車最後のアタックに臨む。フェルスタッペンはセクター1で全体ベスト更新もタイム更新は叶わず。また、ノリスはターン15、角田はターン13でコースオフを喫し、アタックをやめてピットに戻ってしまう。そんななか、ピアストリが1分30秒641までタイムを上げて、F1キャリア初のポールポジションを獲得した。

 0.082秒差の2番手にはこちらも最後のアタックでタイム更新が叶ったラッセル、そして3番手に最終アタックを止めたノリスが続いた。

 以下、4番手フェルスタッペン、5番手ハミルトン、6番手ルクレール、7番手ハジャー、8番手アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)、9番手角田、10番手アルボンとなった。

 2025年F1第2戦中国GP、56周の決勝レースは23日の日本時間16時にスタートが切られる予定だ。

[オートスポーツweb 2025年03月22日]

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