「るろうに剣心」斉藤壮馬や古川慎が最強決定戦、作品愛で最後は1つに

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2025年03月23日 11:37  コミックナタリー

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TVアニメ「るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚−」のトークイベントより。
和月伸宏原作によるTVアニメ「るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚−」のトークイベントが去る3月22日に、東京・東京ビッグサイトで開催されている「AnimeJapan 2025」のREDステージで行われ、緋村剣心役の斉藤壮馬、神谷薫役の高橋李依、相楽左之助役の八代拓、四乃森蒼紫役の内田雄馬、斎藤一役の日野聡、志々雄真実役の古川慎が登壇した。

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3月20日に最終回を迎えたばかりの「るろうに剣心 −明治剣客浪漫譚− 京都動乱」。斉藤は「こうして『京都動乱』という1つの旅を皆さんに無事お届けできたことが本当にうれしいなと思います。大好きなシーンがいっぱいあるんですけれど、薫殿が最後に『みんなで一緒に東京に帰ろうね』と言うところが、最終話の演出も相まって本当に思い出すだけでウルッときてしまうというか。本当に素敵でした」と感慨深げに語る。古川は「志々雄一派は十本刀を披露させていただいて。あとは原作を読んでいた者からすると、煉獄がしっかりバトルフィールドとして機能したオリジナル展開が、台本を読んでいても演じていても非常に面白かったです。そこで繰り広げられるのが剣心と蒼紫の戦いというのも、すごく燃えるものがありましたよね」と振り返った。

ここからは「るろうに剣心 最強決定戦!」と題したコーナーへ。斉藤、八代、日野の「剣心組」と、内田、古川の「志々雄一派」がそれぞれ印象的なシーンを紹介し、どちらが最強かを競う。まず剣心組の日野は、第41話「もう一つの目的」から、修羅場を潜り抜けてきた剣心と斎藤がともに思考を巡らせて志々雄一派の策略を見抜き、そこへ友のため、仲間のため、自分のためにという熱い思いで左之助が駆けつけるシーンをピックアップ。日野は剣心一派の絆と魅力を熱弁する。

次は志々雄一派の内田が、第44話と第45話の「京都大火」から、剣心と蒼紫が煉獄で激突するシーンをセレクト。内田が「志々雄なんてどうでもいい! 御庭番衆こそ最強! 煉獄の戦い、四乃森蒼紫はまだ本気を出していない。ここからが俺の見せ場だ!」と豪語すると、古川が「お前味方だよな」と突っ込み、観客を笑わせる。続く剣心組の八代も、内田と同じシーンから剣心と斎藤のやりとりを紹介。志々雄一派の古川は、第40話「十本刀集結」から志々雄真実が十本刀へ号令をかける場面を選んだ。

剣心組の斉藤は、第42話「翔ぶが如く」から第45話「京都大火」にかけて展開される煉獄の上での戦いをピックアップ。斉藤は「正直かなり強敵ですね、志々雄一派。この先の物語で志々雄達が力を発揮してくれば、剣心組も己の実力をもっと高めて、チームとしてより成長していく。それははっきり言って、剣心組とか志々雄一派とか関係ない! つまり我々はるろうに剣心一派だ!」と力強く言いながら、「『るろうに剣心』という作品自体が1つのチームですから、みんなで戦っていきながらも高め合っていけるというのが大好きだなと思います」と作品への思いを述べる。こうして全員のプレゼンが終了し、横で見守っていた高橋が「みんな『るろうに剣心』が大好きということで!」と締めると、観客からは大きな拍手が送られた。

イベントが盛り上がりを見せる中、ここで本編の“スペシャルPV”を上映。映像内で第3期制作決定が発表されると、会場は大歓声に包まれた。最後はキャストが1人ずつ挨拶。古川は「(第2期の最後は)お預けになっている勝負だったので、我々もフラストレーションが溜まっておりますし、僕が一番好きだったパートこれから始まっていくんだな思うと、非常に気合いも入るといいますか。そこで全部出し切ってがんばっていきたいなと思う所存でございますので、ぜひ第3期をじっくりと楽しんでいただけるとありがいなと思います」と、内田は「蒼紫としても前クールまで演じて、非常に胸の奥が苦しく、熱く燃える瞬間というのがありました。ここでまだまだ終われない、この先まで走り切らねばという気持ちで、また3期を制作できることを本当に幸せに思っております」と述べる。

八代は「『京都動乱』を振り返ってみても、左之助は序盤の方はなかなか京都に辿り着かず、自分の中でもエネルギーを溜めていましたが、そんな中で剣心たちと合流して、いよいよというところで『京都動乱』が一区切りついたところだったので。3期からのエネルギーを存分に発揮して、皆さんにこの先の物語を楽しんでいただく機会があるのは本当に幸せなことだなと思います」とコメント。高橋は「『るろうに剣心』の物語は、本当にどのシーンを切り取っても大好きだなと思っていて。その中であのシーンを演じたいなというのは、きっとどのキャストさんも思っていることとは思うんですけれど。『るろうに剣心』に携わらせていただくことで、そのシーンを演じたいんじゃなくて、歩いてきた中でここのシーンに辿りつきたい、というのが、第1期の『序幕東京』から歩ませていただいていることで見つけられたと、常々感じております。継続して第3期で、私たちでまた歩ませていただけることをうれしく思います」と語る。

斉藤は「『京都動乱』の最終話のサブタイトルが『見事な夜」というタイトルで原作通りなんですけれど、(一緒に)過ごせた見事な夜から決戦に向かっていく彼らの気持ちを胸に、今しばらく皆さんにお待ちいただくことにはなると思うんですが、全力を尽くしてキャスト一同収録に臨んでいきたいと思います。剣心としましては、『序幕東京』そして『京都動乱」よりも密度が濃く、そして深いところまでもぐり込むような、連戦に次ぐ連戦になってくるんじゃないかなと思います。我々キャスト一同、役者としてさらなる精進を胸に、1つひとつつの言葉に魂を込めて、切っ先を突きつけて努力していきたいと思っております」と挨拶。最後は剣心組と志々雄一派それぞれで、観客とコールアンドレスポンスをすることに。古川が「所詮この世は、弱肉」と言うと、観客は「強食!」と応答。斉藤が「るろうに」と言うと、観客は「剣心!」と声を響かせ、イベントは幕を閉じた。


(c)和月伸宏/集英社・「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 京都動乱」製作委員会

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