
卓球Tリーグプレーオフの女子セミファイナルが22日、東京・代々木第二体育館で行われ、パリオリンピック™女子団体銀メダリストの平野美宇(24)、張本美和(16)が所属する木下アビエル神奈川(レギュラーシーズン2位)と前回王者・日本生命レッドエルフ(同3位)が対戦した。
KA神奈川は第1試合のダブルスを落とすと、第2試合にパリ五輪代表の張本が登場。第1ゲームは落としたが、第2ゲームは15−15までもつれ込む一進一退の状態を、最後は制して粘り勝ち。そこから第3・第4ゲームも勝利し、チームの流れを作った。
張本は「本当に苦しい試合でした。特に2ゲーム目はゲームポイントを取られてそこからデュースになって、一球一球、渾身というか力の入ったプレーができたので勝ち切ることができて、そのあとにもつながった」と試合を振り返った。
続く第3試合では平野も躍動。第3ゲーム、3−2と1点リードの場面から8連続ポイントを奪い相手を圧倒。チームは3−1で勝利し決勝へ進んだ。勝利インタビューで平野は「皆さんの声援がすごく力になって、応援してくれたおかげで苦しい場面も乗り越えることができたと思います。ありがとうございます」と応援に駆けつけたファンに感謝の気持ちを伝え、「チーム一丸となって優勝を目指したい」とファイナルへの意気込みを語った。
KA神奈川は2シーズンぶりの年間王者をかけ、23日、日本ペイントマレッツ(同1位)と対戦する。男子はT.T彩たま(同2位)が3−2で岡山リベッツ(同3位)に勝利し決勝で琉球アスティーダ(同1位)と戦う。
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*写真は左から平野美宇選手、張本美和選手