ノンデスクワーカー向け転職プラットフォーム「Zキャリア AI面接官」を運営するROXXは、採用担当者の選考判断をサポートする「AIレポート」機能の提供を開始した。同機能により採用企業と求職者双方の負担を軽減し、よりスムーズな採用・選考プロセスを実現する。
●大規模採用の課題 「AIレポート」の効果は?
Zキャリア AI面接官は、採用面接の一部をAIが代行し、選考における工数削減とリードタイム短縮による採用効率の向上を支援する。求職者が24時間365日、スマートフォン1つで面接を受けられるようにした。
大規模な採用を実施する企業では、日程調整や面接業務の負担が増大し、人事部門のリソースを圧迫する課題がある。一方Zキャリア AI面接官を導入している企業では、1日あたりの面接件数は30件以上に達するという。
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ただAI面接官の導入により面接工数の削減は実現したものの、面接ログの作成、選考判断、候補者対応、面接官への引き継ぎなどの業務負担は依然として大きい。さらに複数の面接官がいる場合、面接時の質問事項が統一されていても、面接官によって評価にバラつきが生じ、本来採用すべき候補者を見落とす可能性がある。
この問題を解決するために今回「AIレポート」機能をリリースした。設定画面から自社の採用基準、外見や話し方の評価などが設定できるという。
設定した採用基準をもとにAIが面接動画を解析し、内容を「AIレポート」の画面に一覧で表示。評価基準を満たしている場合は「◯」、基準を満たしていない可能性がある場合は「△」などのアイコンを表示させ、一目で結果が分かるようにした。
職種や役職、新卒・中途採用などの条件に応じた採用基準のカスタマイズができ、自社独自の基準に基づいたレポートも作成できるという。AIによる面接動画の解析と評価の標準化により、面接官ごとの判断のバラつきを抑え採用の精度を向上させる。
今後、人口減少による人材不足が進み、企業間の人材獲得競争はさらに激化するはずだ。同社は2024年9月に東京証券取引所グロース市場へ新規上場した。AIテクノロジーや選考データを活用したサービスの開発・提供を通じ、非正規雇用者の正社員化、転職を通じた所得向上を目指している。Zキャリア AI面接官を通じて採用機会の損失と採用ミスマッチを防ぎ、採用活動のパフォーマンス向上に貢献していく。
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(小松恋、アイティメディア今野大一)
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「マイナ免許証」アプリに不具合(写真:TBS NEWS DIG)116
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