『ウィキッド』“本物”にこだわった驚きのセットが公開! 900万株のチューリップ&58トンの列車など使用

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2025年03月23日 13:40  クランクイン!

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クランクイン!

映画『ウィキッド ふたりの魔女』場面写真  (C)Universal Studios. All Rights Reserved.
 第97回アカデミー賞で美術賞を受賞し、その圧倒的世界観が絶賛されている映画『ウィキッド ふたりの魔女』の細部まで作り込まれたセットへのこだわりと驚きの制作裏話が明かされる特別映像がクランクイン!独占で公開された。主演のシンシア・エリヴォ、アリアナ・グランデも絶賛の“ウィキッドの世界観”の裏側が明かされている。

【動画】シンシア&アリアナも絶賛! 『ウィキッド ふたりの魔女』のセット&驚きの制作秘話

 「『ウィキッド ふたりの魔女』には没入感が欲しかった」というジョン・M・チュウ監督の言葉から始まる本映像では、「オズの世界に入り込むには作るしかない」と語り、エメラルドシティからシズ大学、マンチキン国まで巨大なセットを建造し魔法の世界を創り出す様子が映し出される。

 <後の悪い魔女>エルファバを演じたシンシア・エリヴォも、「その精巧さがさらに想像をかき立てる」と称賛するほど、色彩豊かで生き生きとした空間が広がっている。また、<後の善い魔女>グリンダを演じたアリアナ・グランデが「その多くが特殊効果でなく本物のセットなの」と思わず圧倒されるほど、手触りさえ感じるリアルさを追求。

 900万株のチューリップを実際に育てたり、高さ16フィート(約4.9m)、重さ58トンにも及ぶ列車を制作して2日間かけて運びだすなど、驚愕のエピソードの数々も明かされるなど、チュウ監督も「頭の中で想像していたことが忠実に再現されるなんて感激だ」と大満足の出来栄えとなっている。

 豪華で精密なセットの数々を生み出すプロダクション・デザイナーを務めたネイサン・クロウリー(『ダンケルク』『ダークナイト』)が特に難しかったと語るのは、シズ大学を作るため実際に機能する船着き場に水を通すことができる屋外セットの調達だと言う。限られた時間と予算の中で天候にも常に左右される作業は非常に困難だったとのことで「この作品は美術、ロケーション、園芸、装飾、大道具の献身的な精鋭たちによる結晶です。これほどまでに込み入った現場に、少なくとも僕は、二度とお目にかかれないでしょうね」とアカデミー賞6度のミネートの実績を誇るベテランですら滅多にない経験だと語っている。

 一方でチュウ監督は「1900年の小説でL・フランク・ボームは、オズにつながる水路についてさんざん書いているのに、実際にそれが再現されるのを見たことがないですよね。《悪い魔女》にまつわる物語でも水の役割は象徴的ですし、船で勉強しにいくなんて最高じゃないですか。映画版ではそういうものを全部組み立てたのです」とウィキッドを心から愛するからこそ生まれた発想だとロマンたっぷりに語っている。並々ならぬこだわりで創り込まれたウィキッドの世界を隅々まで堪能してほしい。

 公開から10日ほどで興行収入10億円を突破し、日本中で旋風を巻き起こしている映画『ウィキッド ふたりの魔女』。こだわりのセットと圧倒的映像美で生み出す臨場感あふれる没入体験は、ぜひ大きなスクリーンで味わって。

 映画『ウィキッド ふたりの魔女』は、現在上映中。
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