「ステつよ」大塚剛央が「刺激的な現場だった」と収録振り返る、ぬいぐるみも欲しい

アニメ「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」のトークイベントが、本日3月23日に「AnimeJapan 2025」内で開催され、織田晶役の大塚剛央、アメリア・ローズクォーツ役の水野朔、監督の羽原信義が登壇した。

【画像】猫の夜のぬいぐるみを手にする水野朔。

先月アニメ化が発表され、今回が初のステージイベントとなる「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」。オーディションで抜擢された大塚と水野の起用理由について、羽原監督は「大塚さんはお芝居がナチュラルで、モノローグの説得力が素晴らしかった。水野さんはアメリアの純粋で可憐というところに本当にピッタリ。順を追うように晶との関係性の変化を演じてくれた」と解説した。

そんな大塚は「オーディションの続報がなかったので落ちたんだと勝手に思っていたので、決まったと言われたときはうれしかったです」と明かす。異世界転生ものが好きだという水野は「原作を読んで虜になって、アメリアを演じたいと思っていたので、決まったときは本当にうれしかったです」と喜びをあらわにした。

ステージ上でPVが上映されると、大塚は「アフレコのときから『音楽もいい』と伺っていたので、期待値だけが上がっていたけれど……それを超えたすごい迫力！」とコメント。水野も「光と影の描き方がカッコよくて、本編がより楽しみになりました。PVでもわかる通りアメリアは可憐な子ですが、それがここからどう変わるのか？ 楽しみです」と期待を煽る。「音に注目してほしい」という羽原監督は「キャラクターのいる部屋の広さや壁の質感によって、音の聴こえ方を変えています。ヘッドホンで聴いていただければ、キャラクターたちと同じ空間にいるような気持ちになれるはず」とアピールした。

ステージでは晶にとって重要なキャラクターとなる、猫の夜（ヨル）のぬいぐるみも初披露。大塚は世界に1つだけという夜のぬいぐるみをギュッと抱っこしながら「触り心地もいいし、額の紋章やしっぽの長さなど細かいところまで再現されている。これは貰えるのかな？」と気に入った様子を見せる。水野も「かわいい！ 手とお腹のところがフィットして持ちやすい。私も欲しい！」と商品化を希望していた。

また大塚は作品の見どころについて「影魔法ももちろんのこと、アクションも見応えがあります。カット数が沢山あるからなのか、視点が変わるので、いろいろな角度からアクションや表情が見えます」と語る。異世界転生ものに初挑戦となる羽原監督も「本作では光と影のコントラストを意識して演出しているので、作画に負担がかかって苦労しています。それでも若手たちががんばってくれていい画面が出来ています」と手応えを口にした。

10月からの放送に向けて、最後に羽原監督は「アフレコは終わりましたが、現在は画を製作中。粘り強く美しい画面を作るべく、スタッフ一体となってがんばっています」と意気込む。水野は「放送自体はまだ先ですが、アニメ『ステつよ』のよさを語り合える日が来るのを楽しみにしています」と笑顔を浮かべた。また大塚は「アフレコもいい雰囲気の中で進み、若手から豪華ベテラン勢とご一緒することができて、刺激的な現場でした。細部までこだわって作り込まれている作品なので、映像・音・芝居を余すところなく楽しんでいただきたいです」と観客へ語りかけた。


■ TVアニメ「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」
□ 放送情報
2025年10月放送開始

□ スタッフ
原作：赤井まつり「暗殺者である俺のステータスが勇者よりも明らかに強いのだが」（オーバーラップ文庫刊）
キャラクター原案：東西
原作コミック：合鴨ひろゆき（「コミックガルド」連載）
監督：羽原信義
シリーズ構成・脚本：岡田邦彦
キャラクターデザイン：岡田洋奈 / 斉藤香
魔物デザイン：山根理宏
メインアニメーター：石原満
音楽：五十嵐聡
アニメーション制作：サンライズ

□ キャスト
織田晶：大塚剛央
アメリア・ローズクォーツ：水野朔

©赤井まつり・オーバーラップ/暗殺者のステータスが勇者よりも強い製作委員会