限定公開( 1 )
SNS上で注目を集めた投稿について、その背景をあらためて取材する「バズ投稿のウラ話」。今回は2020年10月に人々の笑いを誘った「昔娘が作った猫のマグカップ」について、X(旧Twitter)ユーザーで浄土真宗本願寺派永明寺住職の松崎智海(@matsuzakichikai)さんに話を聞きました。
●かわいい猫ちゃんマグカップ
松崎さんが投稿したのは、当時小学6年生だった娘さんが作ったマグカップ。目と口が彫られ、2つの耳が伸びた“猫の顔”デザインがとってもかわいらしい作品です。愛娘の手作りのマグカップを使っているという、ほほえましいエピソードだったはずですが……。
しかし実際にそのマグカップで飲み物を飲む様子は、目を突かれる3秒前。カップの上部についた立派な“猫の耳”が、ちょうど飲む人の目にジャストな位置になることで、自然と目つぶしが可能な“鬼仕様”となっています。ある意味、(眼鏡をかけた)お父さん専用マグといえるのではないでしょうか……!
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●鬼仕様なマグカップ
松崎さんが投稿で似てると添えた「スタバのハロウィン仕様のマグカップ」(2020年/現在は販売していません)は、耳が小さめで持ち手(尻尾の形)が顔の裏側に付いています。今回の投稿で、なぜそういうデザインになっているのか、完全理解。
さらにマグカップの底にはかわいい猫が描かれており、「思わず見てしまうことにより確実に目を開けさせる工夫がなされていますw」とのことでした。間違いなく天才。
ねとらぼ編集部では、松崎さんにこのときの様子や、家族の反応などについて聞きました。
――マグカップの猫耳が“目を狙ってくる”ことは、マグカップの初見から予感していましたか? 使用して初めて気付いたのでしょうか。
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松崎さん:娘が作ったマグカップをほほえましく思っていたのですが、手に持った瞬間、2つの耳がこちらを狙っていることに気が付きました。
――猫耳が“目を狙ってくる”ことに気付いたとき、実際に使ってみたときの率直な感想を教えてください。
松崎さん:「いや、これもう凶器やん」って思いました。とはいえ、愛娘が作ったものですからかわいい以外の何ものでもなかったです。目に入れても痛くないとはこのことだと思います。
――娘さんや家族が、猫耳が“目を狙ってくる”ことを知ったときの反応はいかがだったでしょうか。
松崎さん:大層盛り上がりました。
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――マグカップはその後、使用されていますか? それとも思い出の品として飾られていますでしょうか?
松崎さん:なかなか使用にはいたらず、大切な思い出として大事にしまっております。
――バズったときの心境を教えてください。また特に印象に残っているコメントは何かありますか?
松崎さん:Xにアップするときに娘に許可を取ったのですが、快諾してくれました。本人も話題になってうれしかったのではないかと思います。もちろん親としても娘の作品を広く知ってもらったことをうれしく思います。
画像提供・協力:松崎智海(非売品僧侶)@浄土真宗本願寺派永明寺住職(@matsuzakichikai)さん
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