警察の代表番号を偽装した“詐欺電話”が急増中！ 警視庁の注意喚起に「末尾0110かかってきた」の声も

現在、警視庁の代表番号や警察署の代表番号を偽装し、警察からの電話と誤認させる詐欺が横行している。最近では「新宿警察署」の番号を表示させた特殊詐欺の電話が全国で急増。警視庁生活安全部（以下、警視庁）は公式X（旧Twitter）アカウントでは、このような偽電話に対して注意をするよう促している。

警察官を語る“詐欺電話”に要注意

警視庁は「電話機の着信画面に、警視庁代表電話（03ｰ3581ｰ4321）や末尾が0110の警察署代表電話番号を偽造表示させ、警察官からの電話と信用させる詐欺の電話が急増しています」と説明。

その上で「相手の部署と名前を確認し、一旦電話を切って、お住いの地域の警察署に電話を掛けて確認してください！」と対応策を伝えた。

この詐欺は警察官を名乗り「あなたの口座が犯罪に利用されている」「あなたの携帯電話が犯罪に利用されている」などと話し、通話のほかにSNSやビデオ通話に誘導するとのこと。

警視庁はWebサイト「警察官をかたる詐欺」では「警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはありません。警視庁や他府県の警察を名乗る者からの電話があった場合は、相手に『所属、担当部署、氏名、内線番号』を確認し、最寄りの警察署に連絡してください」とつづった。

この投稿にSNSユーザーからは「末尾0110は本物の警察って認識を改めねば」「着信番号って偽装できるの？」といった声や、「末尾0110かかってきました」「本当に巧妙末尾0110の番号から着信があり」と実際に電話があったというユーザーからのコメントが寄せられた。

自動音声電話にも注意

また警視庁は同サイトで「『警視庁遺失物総合案内センター』又は『警視庁お忘れ物総合案内所』をかたる自動音声電話に注意してください」とコメント。

警視庁の遺失物センターから電話をする際、自動音声で案内することはないとのこと。また「個人情報を聞き出したり、金銭を要求することもない」ともつづった。

特殊詐欺に遭わないためにも、不審な電話には出ない、電話を掛けないようにすることが重要である。

＜参考＞
警視庁生活安全部 公式X
警視庁「警察官をかたる詐欺」
(文:All About 編集部)