
昔ほどではないが、今でも血液型を使った性格診断や占いは一定の人気がある。もちろん科学的な根拠はないが、これを大人になっても信じている人が意外と多いようだ。そして、血液型による差別「ブラッドハラスメント」と呼ばれる。特にB型の人はいじられた経験があるのではないだろうか。
そんなブラハラに関する投稿が埼玉県の30代女性から寄せられた。小さな広告代理店に派遣されていた時のこと。B型だという女性は、社長からブラハラを受けたという。
「『B型の人とは絶対に働きたくない』と何気ない仕事の会話で言ったことが今でも絶対に許せません」
B型の人に恨みでもあるかのような口振りだ。だが職場にB型の人は一定数いるのだから、社長たる者、決して口に出してはいけなかっただろう。(文:天音琴葉)
「私自身B型で、とても許せなかったです」
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この社長はB以外の血液型の差別もしたのだろうか。
「父はA型、母はAB型、姉はA型で私自身B型で、周りは色々な血液型の友人がいたのでとても許せなかったです」
海外では血液型を知らない人も多く、日本でも正確性に欠けるという理由から今は新生児の血液型を調べていない。1歳以上になったら医療機関で測定できるが、調べないこともあるようだ。たとえ血液型を知らなくても、輸血が必要になった際に必ずその場で調べるから、特に問題ではないそうだ。
そもそも、たった4種類に人間を分類する発想自体が稚拙である。女性のような思いをする人がいなくなるよう、早く廃れてほしいところだろう。
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