ルーニー・マーラ出演の社会風刺&厨房エンタメ『ラ・コシーナ/厨房』6月公開

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2025年03月24日 12:01  cinemacafe.net

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『ラ・コシーナ/厨房』© COPYRIGHT ZONA CERO CINE 2023
第74回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で上映され、高い評価を受けた映画『ラ・コシーナ/厨房』(原題:La Cocina)が、6月13日(金)より全国公開されることが決定した。

ニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」の厨房の、いつも通り目の回るような忙しい朝。店の従業員たち全員に売上金盗難の疑いがかけられる。加えて次々に新しいトラブルが勃発し、料理人やウェイトレスたちのストレスはピークに。カオスと化した厨房での一日は、無事に終わるのだろうか…。

本作は、イギリスの劇作家アーノルド・ウェスカーの戯曲を原作に、ニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」を舞台にした社会風刺ヒューマンドラマ。多くの移民が働くこのレストランは、文化や政治の違い、資本主義が生む格差が交錯する世界の縮図として描かれている。監督・脚本は『コップ・ムービー』ほかベルリン国際映画祭常連のアロンソ・ルイスパラシオスが務めた。

料理人のひとりでメキシコ移民である主人公ペドロを演じるのはラウル・ブリオネス。ルーニー・マーラが彼の恋人で秘密を抱えるアメリカ人のウェイトレス・ジュリアを演じている。

解禁となった日本版予告編が捉えるのは、レジだけで6台もあるニューヨークの大型レストラン「ザ・グリル」での一日。いつも通りの朝かと思いきや、前日の売上金の一部が消えたことが分かり、オーナーの指令で全従業員に対する“犯人捜し”が始まる。

移民たちが慌ただしく働く活気に満ちた厨房の雰囲気から一変、ペドロをはじめ従業員たちのストレスは爆発寸前となり、予想だにしない事態へと発展していく様子の一端が伺える。

そして、お互い違う持ち場で働くペドロとジュリアが恋人らしく視線を交わす様子やバックヤードでのキスシーンだけでなく、ペドロがジュリアに大金を渡す場面も捉え、ふたりの訳ありの恋模様の行方も気になる映像に仕上がった。

日本版ビジュアルでは、「ザ・グリル」のシンボルである大きな水槽を挟んで見つめ合うふたりの姿が捉えられている。これは、恋人たちの間を隔てる大きなものの象徴でもある。水槽の中には、映画に価値観のメタファーとして登場するロブスターや、アメリカン・ドリームを指す自由の女神像が配されているのもポイントだ。

『ラ・コシーナ/厨房』は6月13日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。




(シネマカフェ編集部)

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