
今年7月にシンガポールで開幕する競泳・世界選手権の日本代表が発表された。20日〜23日まで行われた日本選手権で、世界水泳連盟が定める参加標準記録を突破し上位2名に入った選手34人(男子19人、女子15人)が日本代表に選出された。
【写真を見る】34歳・鈴木聡美は平泳ぎ3種目で代表入り「メダル獲得目指す」18歳・成田実生は「3種目全て全力で臨めるように」【競泳世界選手権代表発表】
オリンピック™3大会出場の鈴木聡美(34、ミキハウス)は日本選手権で50m、100m、200mの平泳ぎ3種目全てで優勝、大会3冠を達成した。鈴木が19歳の2010年度以来、実に14大会ぶりの快挙を成し遂げた。「3種目の出場権を得たということで、本当に嬉しい」と話し、「自分の中でも手応えを感じられる、私ってどこまでやれるんだろうなって思えるような日本選手権だった」と、充実の表情を見せた。
7月の世界選手権に向けて「福岡世界水泳福岡のときは50と100mで決勝に進んだと思うんですけども、今度は200mもプラスで挑戦することができますので、しっかりと自信を持って全種目自己記録の更新と決勝進出、そしてメダル獲得を目指して頑張っていきたい」と意気込んだ。
18歳・成田実生も3種目で代表入り同じくパリ五輪代表の成田実生(18、ルネサンス金町)は、200m背泳ぎ、200m個人メドレー、400m個人メドレーを制し3冠を達成しての日本代表入り。
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特に個人メドレーでは両種目とも高校記録を更新した。伸び盛りの高校3年生は「いろんな人に支えていただきながら達成することができた」と周囲へ感謝を述べた。世界選手権に向けて「これからもっと速いタイムが必要になってくると思うので、自分でしっかり目標タイムを設定して、今回の日本選手権のように3種目全て全力で臨めるように準備していきたい」と、唇を結んだ。
日本水泳連盟の鈴木大地会長も「センターポールに日の丸を掲げる気持ちで選手たちには望んでいただきたいと思っておりますし、若い選手も入ってきましたし、今後に繋がるような大会になっていただきたい」と世界選手権での代表選手の活躍に期待を寄せた。
【競泳男子日本代表】
【自由形】
難波暉(29)
村佐達也(18)
今福和志(18)
【背泳ぎ】
由良柾貴(23)
松山陸(23)
竹原秀一(21)
西小野皓大(22)
【平泳ぎ】
谷口卓(23)
柳沢駿成(27)
深沢大和(24)
渡辺一平(28)
【バタフライ】
田中大寛(24)
松元克央(28)
水沼尚輝(28)
寺門弦輝(22)
小方颯(22)
【個人メドレー】
松下知之(19)
牧野航介(20)
西川我咲(19)
【競泳女子日本代表】
【自由形】
池本凪沙(22)
梶本一花(21)
難波実夢(23)
蝦名愛梨(23)
【背泳ぎ】
高橋美紀(30)
山本千晶(18)
【背泳ぎ・個人メドレー】
成田実生(18)
【平泳ぎ】
鈴木聡美(34)
青木玲緒樹(30)
加藤心富(19)
【バタフライ】
池江璃花子(24)
平井瑞希(18)
藤本穏(20)
【個人メドレー】
松本信步(23)
小堀倭加(24)
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