
神に奉納する民俗芸能「神楽」をユネスコの無形文化遺産に登録しようと知事連合が発足しました。
きょう、都内の都道府県会館で開かれたのは、24道県による知事連合の立ち上げ式で、ユネスコの無形文化遺産への神楽の登録を後押しし、地域の活性化を図ろうとするものです。
立ち上げ式には、活動の中心になっている河野俊嗣宮崎県知事のほか、岩手県と三重県の知事らが参加しました。
国は現在、ユネスコに「書道」を無形文化遺産の候補として提案していますが、今後、新しい候補を選定する方針を示していて、知事連合は国への働きかけを強め、2028年の登録を目指していくということです。
日本には、全国各地に4000を超える神楽があり、既にユネスコの無形文化遺産として、岩手県の「早池峰神楽」や島根県の「佐陀神能」が登録されていますが、知事連合はそれらを含む、国が「重要無形民俗文化財」として指定する40の神楽の一括登録を目指していくことになります。
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