2025年F1第2戦中国GP エステバン・オコン(ハース)とアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス) 2025年F1中国GP決勝で、ハースのエステバン・オコンは5位、オリバー・ベアマンは8位とダブル入賞を果たした。ふたりとも、レース後に上位のフェラーリ2台が失格となったことで、フィニッシュした位置よりふたつ順位が繰り上げられた。
オコンは11番手から1周目に10番手に上がり、ファーストスティントでその位置を維持。11周目という早い段階でミディアムからハードタイヤに交換、非常に長いセカンドスティントを走りながら順位を上げていき、36周目には7番手に浮上、その位置でフィニッシュした。オコンにとってはハース移籍後、初入賞ということになる。
ベアマンはハードからミディアムの1ストップ戦略を採り、レース後半ミディアムタイヤで非常に長い距離を走った。17番グリッドからのスタートで、タイヤ交換を行った26周目には9番手。ミディアムタイヤを長く持たせ、40周目以降、10番手の位置を守ってチェッカーを受け、今季初ポイントを獲得した。
ハースは開幕戦で13位・14位と低迷したが、中国で14ポイントを獲得したことにより、コンストラクターズ選手権7位に浮上した。
■エステバン・オコン(マネーグラム・ハースF1チーム)決勝=5位(56周/56周)11番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
「1週間前のメルボルンでは状況が厳しそうに思えた。それ以来、寝る時間も削って、マシンのパフォーマンスを引き出せる場所についてあらゆることを話し合った。その努力がすべて報われたと思う」
「パフォーマンスをさらに高める必要があることは分かっていたし、もちろんさらに改善したいと思っていた。今のところ良い兆候が見られる。チームが驚くべき巻き返しを果たしたと思う。マラネロ、バンベリー、カナポリスのスタッフ全員を誇りに思うよ。全員が解決策を見つけるために懸命に取り組んでくれた。彼らは良い仕事をした」
「もちろん、オリーもよくやったね。ダブルポイントは僕たちにとってとても重要な成果だ。彼は昨日は不利なポジションにいたが、今日は主流ではない戦略を用いて、それをうまく機能させた。素晴らしいよ」
■オリバー・ベアマン(マネーグラム・ハースF1チーム)決勝=8位(56周/56周)17番グリッド/タイヤ:ハード→ミディアム
「本当に良い一日だった。この結果には大満足だよ。今日はポイントを獲得できるとは思っていなかった。でもマシンに対して僕がしたことがすべてうまくいき、好調だったので、その結果、ポイントをつかむことができた。とても良い気分だ」
「正直言って、今日は1ストップのレースになるとは予想していなかった。でもタイヤが昨日よりもはるかに長持ちし、マシンも素晴らしかった。チームはとても良い仕事をして、スプリントレースでの苦戦から立ち直った。今日彼らがしてくれた仕事は称賛に値する。すべてがうまく実行されたと思う」
[オートスポーツweb 2025年03月24日]