画像提供:マイナビニュースキックバイクやランニングバイクなど、幼児が自転車に乗る前段階で使用するペダルのない二輪遊具ですが、国民生活センターによると、近年、坂道や道路での事故が多く報告されているのだとか。
【発表情報】
#ペダルなし二輪遊具 を坂道や道路で使用させると、転倒や衝突、自動車との接触などで乗車した幼児がけがを負う可能性があります。
保護者は取扱説明書を確認し、正しく使用させましょう。
(@kokusen_ncacより引用)
ペダルのないキックバイクって、自分の脚で地面を蹴って加速することができて、楽しそうですよね。でも、ないのはペダルだけでなく、ブレーキも付いていません。そのため、加速も自分の脚次第なら、止まるのも自分次第。
特に、下り坂でつい加速し過ぎてしまうと、幼児の脚力では、ブレーキをかけるどころか減速するのも難しいもの。それゆえ、坂道や道路などでの使用は禁止されています。
しかし、実際に、国民生活センターに寄せられた事例を見てみると……
ペダルなし二輪遊具で坂道の下りきったところで路肩に乗り上げ排水溝の鉄網に前のめりに頭から転倒し頭蓋骨骨折。
保護者と公園でペダルなし二輪遊具で遊んでいた。下り坂でスピードがあがった状態で鉄柵に激突し、両側下顎骨骨折、前額部挫創。
保護者がベビーカーを押して横断歩道を渡り、後ろから患児がペダルなし二輪遊具でついて来ていた。保護者が横断歩道を渡りきって振り返ると、左折した乗用車にぶつかった音が聞こえ、患児が路上に倒れ、頭部から出血していた。
このほか、道路で自動車に接触し死亡する事故の報道もありました。取扱説明書等では坂道や道路での使用を禁止しているのですが、つい使用してしまうケースは少なくないようです。どの事例も怖いですよね。
こうした事故が増える中、国民生活センターでは以下のような注意喚起を行っています。
禁止されている場所では使用させない
坂道では使用させない
両脚のかかとがしっかりと着地することを確認し、ヘルメット等の防具を着用させる
必ず保護者等が立ち会い、子どもから目を離さない
自動車の周辺では使用させない
正しく使用すれば、お子さんの並行感覚や脚力などを楽しく安全に養うことができるペダルなし二輪車。取扱説明書等をいま一度確認し、お子さんの安全をしっかり守りましょう!
【発表情報】#ペダルなし二輪遊具 を坂道や道路で使用させると、転倒や衝突、自動車との接触などで乗車した幼児がけがを負う可能性があります。保護者は取扱説明書を確認し、正しく使用させましょう。https://t.co/b8eqio7zVo pic.twitter.com/84ljv9EoFY— 国民生活センター (@kokusen_ncac) March 19, 2025(CHIGAKO)