『タイプロ』にハマったことを明かした岡本圭人 (C)ORICON NewS inc. 舞台『反乱のボヤージュ』の制作発表会見が24日、東京・新橋演舞場で行われ、キャストの石黒賢、岡本圭人、脚本・演出を務める鴻上尚史氏が出席した。
【写真】黒髪ヘアかっこいい!全身ブラックコーデで登場した岡本圭人 野沢尚氏による同名小説を舞台化した本作は、緻密な人間描写と社会問題への鋭い洞察で発売当時から大きな反響を呼び、2001年に若松節朗監督により2話のスペシャルドラマとして放送され、第52回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど話題を集めた。
物語の舞台は名門大学の学生寮。廃寮を目論む大学側から送り込まれた舎監と、寮存続を懸命に守ろうとする学生たちとの心の交流を中心に、学生たちが抱える葛藤や成長、そして舎監との絆が、瑞々しくも力強く描かれ、学生寮の舎監で元機動隊としての複雑な過去を持つ名倉憲太朗を石黒、学生寮で暮らす医学部一年生の坂下薫平を岡本が演じる。
今作が初共演となる石黒と岡本。会見開始の「3分前」に初対面を果たしたばかりだといい、第一印象を聞かれた岡本は「まず(石黒の衣装が)白いなと(笑)」と冗談めかしながら「声も自分が台本、小説を読んでいた名倉さんとピッタリだなと感じます。(石黒自身にも)熱い感じがあって、この作品が熱い作品になると感じています」と目を輝かせた。
一方で石黒は「彼の評判はいろいろ聞いています」と明かしながら「いろいろなことはお芝居をし始めたらすぐに伝わる。こちらも腹を割ってリレーションシップができたら」とけいこ開始を心待ちにした。
そんな2人に対して、鴻上氏は「2人は上手いので安心しています。心配なのは予算だけ(笑)」とジョーク交じりに全幅に信頼を寄せる。この言葉に岡本は「とてつもないプレッシャー(笑)。上手いと人生であまり言われたことがない。そう言ってくださる方々のためにも上手くやっていけるよう頑張りたい」と語り、気を引き締めた。
また鴻上氏は「(岡本が)踊るシーンがちょっとだけあります」と明言。これに岡本は「すごく久しぶりに踊らせてもらいます」と緊張感をにじませつつも「個人的には『timelesz project』を毎週楽しみに見ていたので踊りたい気持ちはありました(笑)」とはにかんでいた。
『反乱のボヤージュ』は、5月6日〜16日までに東京・新橋演舞場、6月1日〜8日まで大阪・大阪松竹座で上演される。