2025年F1第2戦中国GP ガブリエル・ボルトレート(キック・ザウバー) 2025年F1第2戦中国GPの決勝レースが行われ、キック・ザウバーのガブリエル・ボルトレートは14位、ニコ・ヒュルケンベルグは15位でレースを終えた。
ミディアムタイヤで19番手からスタートしたボルトレートは、1周目にスピンを喫してしまいピットイン。ハードタイヤに履き替えて、26周目に再度ハードタイヤに交換してレースを走り切った。ヒュルケンベルグは12番グリッドからミディアムタイヤでスタートし、20周目にハードタイヤに交換して1ストップ戦略を遂行し18位でフィニッシュした。
ボルトレートとヒュルケンベルグはレース後、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)、ピエール・ガスリー(アルピーヌ)の失格に伴い順位が上がり、正式結果ではボルトレートが14位、ヒュルケンベルグが15位となっている。
■ガブリエル・ボルトレート(ステークF1チーム・キック・ザウバー)決勝=14位(55周/56周)19番グリッド/タイヤ:ミディアムタイヤ→ハードタイヤ→ハードタイヤ
「今日は決して理想的なレースではなかった。1周目を終えた後は、挽回することと、できるだけ多くの情報を得ることがすべてだった。順位には満足できないが、僕にとって初めてのドライレースだったので、レースを続行して完走できたのはよかった」
「僕は、タイヤマネジメントとペースについてさらに学び、他のチームと比べて自分たちがどのような立場にいるかを理解するチャンスだと捉えた。もっとクリーンなレースができていたら、何位になれたか話すのは難しいことだ。当然ながら、今週末はもっとポジティブなものにしたかった。これが現実だ」
「これからはファクトリーに戻り、最初の2レースで学んだことを分析し、鈴鹿に向けて準備を進めるよ。あそこでレースをするのが本当に楽しみだ。シミュレーターで多くの練習を積んだので、ついに本物のコースでドライブすることが待ち切れない」
■ニコ・ヒュルケンベルグ(ステークF1チーム・キック・ザウバー)決勝=15位(55周/56周)12番グリッド/タイヤ:ミディアムタイヤ→ハードタイヤ
「僕たちにとっては、学びの1日になった。残念ながら、スタート直後にターン1でコースアウトし、その後、ターン3で危うくマシンのコントロールを失いそうになり、グラベルに入ってしまった。その瞬間に僕はいくつか順位を下げたが、さらに残念なことに、マシンのフロアに大きなダメージを受け、空力バランスに大きな影響が出てしまった」
「僕たちが負ったダメージを考慮すると、ペースの面でパフォーマンスはそれほど悪くなかったと思う。今日のポジティブな収穫は、レースを完走し、新車での経験を積むための走行距離を稼げたことだ。まだ始まったばかりだが、2週間後にまた鈴鹿に行くのをもう楽しみにしているよ」
[オートスポーツweb 2025年03月25日]