ベティスを率いるペジェグリーニ監督 [写真]=Getty Images ラ・リーガは24日、3月の最優秀監督賞を発表。ベティスを率いるマヌエル・ペジェグリーニ監督が、同賞に輝いた。
ペジェグリーニ監督に率いられたベティスは、3月に行われたラ・リーガ3戦で全勝を達成。3月1日に行われた第26節レアル・マドリード戦では、立ち上がりの10分に先手を取られながら、34分にセットプレーからアメリカ代表MFジョニー・カルドーソがヘディングシュートを決めて、前半のうちに試合を振り出しに戻すと、後半に入った54分にはPKで元スペイン代表MFイスコが決勝ゴール。ラ・リーガの優勝争いに身を置くレアル・マドリード相手に逆転勝利を飾った。
続く9日の第27節ラス・パルマス戦では、スペイン代表DFディエゴ・ジョレンテが決めた一撃を守り切り、1−0で勝利。さらに、16日に行われた第28節レガネス戦は、2点ビハインドでハーフタイムに突入しながら、64分にイスコがPKを決めて反撃の狼煙を上げると、78分にはコンゴ民主共和国代表FWセドリック・バカンプがゴール前のこぼれ球を押し込んで試合を振り出しに戻し、82分にはコロンビア代表FWクチョ・エルナンデスが右足で強烈なボレーシュートで逆転に成功。3−2で勝利し、2月から数えるとラ・リーガでは5連勝を飾っていた。
この功績が評価され、ペジェグリーニ監督が3月のラ・リーガ月間最優秀監督賞に輝いた。バルセロナを率いて同じくラ・リーガ3戦全勝をやってのけたハンジ・フリック監督、2勝1分と好成績を残したクラウディオ・ヒラルデス監督もノミネートされていたものの、彼らを抑えての受賞となっている。
なお、ベティスはラ・リーガ第28節終了時点で12勝8分8敗を記録し、勝ち点「44」を積み上げて現在は6位につけている。4位につけるアスレティック・ビルバオとの勝ち点差は「8」。容易にひっくり返すことのできる数字ではないが、このペースで勝ち点を獲得すれば、来季のチャンピオンズリーグ出場権も狙えなくはない位置だ。加えて、現在ベティスはカンファレンスリーグも戦い抜いており、3月に行われたラウンド16では、ポルトガルのヴィトーリア・デ・ギマランイスを2戦合計6−2で破り、準々決勝進出を決めていた。
【ハイライト動画】ベティスは3月初陣でレアル・マドリーに逆転勝利!