
小売店のスタッフは万引きに悩まされることが多いだろう。時には手違いで何もしていない人を疑う事があるかもしれない。神奈川県の40代女性は、10年以上前に某ディスカウントショップで「万引きを疑われたことが未だに嫌な記憶として残っています」と明かす。
それは買い物をして、帰ろうとしたときだった。駐車場に複数名の店員がやってきて
「会計をしていない商品をカバンに入れたのを見た」
「店舗入口のブザーも鳴っていた」
といったことを言われた。ブザーが鳴っていたと言われたものの、女性は「実際は鳴っていなかったと思います」と怒りをにじませる。(文:篠原みつき)
「盗っていないので当然何も出てくるわけはないのですが、特に謝罪もなく」
|
|
突然犯人だと決めつけられ、衝撃を受けた事だろう。そのときは、こんな扱いを受けてしまった。
「周りにお客さんがたくさんいる中、駐車場の真ん中で すべての荷物を調べられました。盗っていないので当然何も出てくるわけはないのですが、特に謝罪もなく、そのまま何事もなかったかのように去っていく店員の方たち」
しかし、濡れ衣を着せられた女性はもちろん納得がいかなかった。店内に戻り、抗議したという。
「『疑われたままなのは気分が悪いので、商品の在庫の数が合っているか、しっかり調べて欲しい』と言いました。ところが『でも、今回のように支払いをせず商品を持っていってしまう人もいるので、数は合わないことも多いんですよ』と、まだ疑っているようなことを言った上、調べることもしてくれませんでした」
「今回のように」とは、女性が何かしたかのような口ぶりだ。持ち物を調べて何も出なかったのに、ここでも謝罪はなく善後策すら示されなかった。
|
|
「ブザーは鳴っていないのに鳴ったと嘘をついたこと、確信があるわけでもないのに別室に行くでもなく公衆の面前で問いただし、プライバシー関係なくカバンの中まで全て見られたこと、謝罪もなければこちらが納得のいく確認もしてくれないこと、不満が募りすぎて、コールセンターに電話で抗議をしました」
ところが、ここでも「あの店舗には別室がないと思う」「在庫の確認などは難しい」などの言い訳ばかりで、納得できる回答は得られなかったという。「こちらでも大した謝罪はありませんでした」と憤る。
「『お店全体が、その程度の質ということなんですか』と尋ねると『そう思っていただいて結構です』というようなことを言われました。店舗社員に確認し、しっかり注意、教育をしてくれることを期待していましたが、そんなことは一切なく、無駄な時間と労力だったようです」
きちんとした指導をお願いしたくて連絡したのだろうが、居直るような事まで言われ、徒労に終わってしまった。「時代も変わったので、今はもしかしたら店も変わっているかもしれませんが」としながらも、女性自身の中ではその店の印象は変わらないままだという。
※キャリコネニュースでは「お店で失礼なことを言われた話」をテーマに投稿を募集中です。回答はこちらから https://questant.jp/q/YTFRVFA1
|
|