アラベス戦に先発した久保建英 [写真]=Getty Images ラ・リーガ第33節が23日に行われ、アラベスとレアル・ソシエダが対戦した。
ここまで32試合を消化したリーグ戦で12勝6分14敗を記録し、勝ち点「42」の9位につけるレアル・ソシエダ。今季序盤から不安定な戦いを続ける同クラブは、チャンピオンズリーグ出場圏内の5位ビジャレアルから10ポイント差をつけられており、直近のラ・リーガでは2試合未勝利の状況となっている。降格圏に沈む18位アラベスと激突する一戦に、日本代表MF久保建英は右のアタッカーとして先発出場。今節は8試合ぶりの得点に期待がかかる。
試合は立ち上がりからこう着状態が続き、互いに目立ったチャンスを作れないまま45分間が終了。前半終了時点で互いに3本ずつのシュートを放ったが、枠内数は両者0本と寂しい数字に。久保は積極的なドリブルで攻撃の糸口を探ったものの、決定機を演出できずにゲームはハーフタイムへ突入した。
すると60分、この試合最初のビッグチャンスが久保に訪れる。レアル・ソシエダのスローインでプレーが再開されると、テンポ良くパスを繋いで右から左に展開。ライン際でパスを受けたセルヒオ・ゴメスがアーリークロスを入れ、こぼれ球に久保が素早く反応する。右サイドから走り込んでセカンドボールを回収し、ゴール正面で左足を一振り。グラウンダーでニアを狙ったシュートを放つが、惜しくも枠の右へと外れてしまった。
そんななか、65分にアラベスがゲームの均衡を破る。右サイドでコーナーキックを得ると、カルロス・ビセンテが右足でアウトスイングのクロスを供給。ボールはニアを抜けてゴール前に流れ、最後はナウエル・テナグリアが押し込んで先制点を挙げた。なお、久保は直後の66分に交代でピッチを退いた。
結局、そのまま試合は1−0で終了。勝利したアラベスは降格圏からの脱出に成功している。次節、アラベスは来月3日にホームでアトレティコ・マドリードと対戦。レアル・ソシエダはその翌日にホームでアスレティック・ビルバオと対戦する。
【スコア】
アラベス 1−0 レアル・ソシエダ
【得点者】
1−0 65分 ナウエル・テナグリア(アラベス)