
何もかもが値上がりしている昨今、ワンコインはおろか、お札一枚でおつりがくるお昼ごはんを探すのは大変だ。結果、お弁当になるという人は多い。「食事と健康について」の調査(カウネット・東京)によると、平日のランチ予算は500円未満という人が6割、お昼ご飯にかける時間は30分未満という人が8割を超えた。「ゆっくり食事を楽しむ」と仕事の生産性が上がると答える人は多いのだが…。
3月17〜23日に、コミュニティーサイト「カウネットモニカ」の会員1481人に、職場での昼食の状況や食事と健康に対する意識などについてたずねた。平日の昼食に食べるものは「手作りの食事・お弁当」が6割、コンビニ、スーパーの弁当や総菜もそれぞれ3割以上が活用している。食べる場所は「職場のデスクでとる」人が4割強で最も多い。食堂やテイクアウトの値段も軒並み上がっているが、それでも平日の昼食の予算が一年前と「変わらない」と回答した人が6割で、いろいろ工夫して予算オーバーを回避している様子がうかがえる。予算が増えた人は3割だった。
出社中の昼食で重視することは、「ゆっくり食事ができる休憩スペース」「食事時間が十分確保できること」。半数以上の人が「ゆっくり食事を楽しむ」と仕事の生産性が上がると回答しているが、そのうち45分以上かけているのは6%程度で、現実と理想のギャップが浮き彫りになった。もっとも食事面で健康を意識している人は多く、野菜の摂取に気をつけるなど、健康的な食生活を意識しているようだ。

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