さわやかな風が心地よく、青葉が美しいころ。穏やかなこの季節は、景色を楽しめるドライブや車での旅行に最適です。2025年のゴールデンウィークは、前半が4月26日〜4月27日と4月29日の飛び石連休、後半は5月3日〜5月6日の4連休となっており、短い日程で効率のよい旅をしたいという人も多いかもしれません。
そこで今回は、NEXCO東日本グループでサービスエリア(SA)・パーキングエリア(PA)を運営する「ネクスコ東日本エリアトラクト」に聞いた、車旅で利用する機会の多い関越道のSA・PAでおすすめの、手軽で時短な“タイパグルメ”を紹介します。
●上里(かみさと)SA(下り線)おすすめタイパグルメ
長野県や新潟県に続く上信越道分岐・藤岡JCTの手前に位置する上里SAの下り線。練馬ICから約75キロのところにあり、お土産店やATM(みずほ銀行)、ガソリンスタンドや給電スタンドも完備されているため、東京方面からの初めての休憩に利用されることも多いサービスエリアです。
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ご当地豚肉「姫豚」を使ったわらじかつ丼や「上里小麦」を使用したラーメンなど、地域の食材を使った料理を提供するレストランやフードコート、スターバックスコーヒーやベーカリーも充実しています。駐車スペースは大型90台、小型195台。
●秩父名物みそポテトを詰めた「こむぎっち焼き みそポテト」
サービスエリア内のテイクアウトコーナー「VILLAGE STATION」には、かつトーストや肉まんなど、ワンハンドで食べられるフードがラインアップされています。1つ目のおすすめは上里SA下り限定「こむぎっち焼き みそポテト」。
上里町のマスコットキャラクター「こむぎっち」の型に上里産小麦の生地を流し込み、中にあんこやお好み焼き風の具材を入れて焼いたこむぎっち焼きが定番。そんなこむぎっち焼きの期間限定商品「こむぎっち焼き みそポテト」は、秩父名物みそポテトをこむぎっち焼きの中に丸ごとつめこんだ、甘じょっぱいみそダレが特徴。1個380円。
●小腹を満たすのにぴったりな「カリほく大学芋」
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お芋シェイクやお芋づくしのもんぶらんなど、お芋スイーツを販売するいもスイーツ専門店「いもさと」。おすすめの「カリほく大学芋」は、その名の通り、まわりはカリッと、中はほくほくの大学芋。小腹を満たすのにぴったり。カップに入っているので、ドライブ中もみんなでつまめます。1個480円。
カリほく大学芋に濃厚チーズソースをかけた「カリほく大学芋ひんやりフォンデュ」などの春の期間限定メニュー(6月4日まで販売)も登場。大学芋の新境地を体験できそうです。
●大人気商品「もちもち芋万十」
同じく、いもスイーツ専門店「いもさと」で販売されている「もちもち芋万十」もおすすめ。月間販売数1万5000個突破の大人気商品で、もちもちとした生地に、さつまいもとあんこを包んだおまんじゅうです。
さつまいもの優しい甘さ、そして、甘さ控えめのこしあんが絶妙にマッチ。車中で食べたりお土産にしたりできるもちもち芋万十はもちろん、その場で食べるのにちょうどいい、温かいもちもち芋万十も販売しています。1個230円。
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●上里(かみさと)SA(上り線)おすすめタイパグルメ
上信越道・北関東道から関越道に合流し、東京方面へ向かう最初のSA。藤岡JCTと本庄児玉ICの間に位置し、群馬、長野、新潟、栃木などのグルメやお土産が楽しめる上里SAの上り線。地域性の充実にこだわり、特産品を取りそろえる「ドラマチックエリア上里(上り線)」として2016年4月にグランドオープンしました。
赤城ポークを使用したとんかつや地粉うどんを楽しめるレストラン、フードコートには、ここでしか食べられないオリジナル天丼「赤城どり野菜天丼」を販売する「天丼てんや」をはじめ、地元食材で作る、ラーメン、うどんやそば、赤城ポークを楽しめるお店が集結しています。下り線同様、スターバックスコーヒーもあります。ATM(セブン銀行)、ガソリンスタンド、給電スタンドが完備されています。駐車スペースは大型48台、小型305台。
●大きな「スイートメロンブール」は見つけたらラッキー!
人の顔サイズの大きなメロンパンです。外はサクサク、中はフワフワな人気商品。1回に焼きあがる数には限りがあるため店頭に並んでいたらラッキーです! 1個350円。
●高坂(たかさか)SA(上り線)おすすめタイパグルメ
鶴ケ島インターチェンジと東松山インターチェンジの間に位置する高坂SAは、東京方面から関越自動車道に入ると最初にあるサービスエリア。駐車場、ガソリンスタンド、コイン洗車機以外は、上り線と下り線で施設の相互利用ができます。
カレーバイキングのレストランやご当地ラーメンが食べられる食堂、ラーメン専門店「らあめん花月嵐」やタリーズコーヒーのほか、ベーカリー「Kukuru」の「ダブルクリームパン」も人気。ATM(セブン銀行)、ガソリンスタンドや給電スタンドもあります。駐車スペースは大型87台、小型325台。
●ボリューミーでぜいたくな「十万石あんぱん」が人気!
埼玉銘菓「十万石まんじゅう」とコラボレーションした高坂SA上り線限定商品。十万石まんじゅうのまんじゅう部分をイメージしたやわらかくもちもちとした生地が特徴。その中に、実際の十万石まんじゅうと同じあんこが入っています。ベーカリー「kukuru」で販売中です。1個350円。あんことクリームが入った「十万石クリームパン」(400円)も販売されています。
●Pasar三芳(パサールみよし)(上り線)おすすめタイパグルメ
所沢インターチェンジと川越インターチェンジの間にあり、関越道上り線最後のパーキングエリア。お寿司、埼玉県初出店のラーメン店「どうとんぼり神座」をはじめ、精肉店が手掛ける肉料理の専門店など、レストランやカフェ、軽食が充実しています。地場野菜も豊富で、地元グルメをテイクアウトできる「小江戸お八つ小路」もあります。
お土産、産直販売やファミリーマート、ATM(「イーネット」「セブン銀行」)などがそろいます。高速道路のSAPAに唯一出店している「オートバックス」もあります。ガソリンスタンド、給電スタンドを完備。公式キャラクターもいて、ぽて父さん、狭山茶好きの“おかぁ茶ん”と息子の“ちゃ助”のファミリーです。駐車スペースは大型103台、小型200台。
●ここでしか買えない「三芳酒種あんぱんあんバター」
ポンパドウル三芳店でしか買えない限定商品「三芳酒種あんぱん」。酒種で仕込んだ香りのよい生地で粒あんを包み、相性抜群の北海道産バターを絞った「あんバター」が一番人気です。そのほか、季節限定あんぱんなど常時5種類をそろえています。やわらかく食べやすいパンは、週末には行列ができるほど大人気。1個291円。
●おにぎりと定番おかずの「おにぎりセット」
おにぎり・玉子焼きの専門店「にぎり玉」のおにぎりセット。まんまるでかわいらしいおにぎりのラインアップの中から、好きなおにぎり2種を選べ、埼玉県弓削多醤油を使った鶏のから揚げ2個、卵焼きがセットになっています。おにぎりと定番おかずはドライブのお供によさそうです。価格は700円。
●店内で揚げた「さつま芋チップス」
三芳町名物のさつまいもを使った商品を販売する「芋や 富(とめ)かわ」からは、薄くスライスしたさつまいもを店内で揚げ、蜜をかけたパリパリ食感のチップスがおすすめ。カップに入っているので、食べ歩きや車の中で食べるのにもよさそうです。1個500円。
●三芳PA(下り線)おすすめタイパグルメ
上り線と同じく、所沢インターチェンジと川越インターチェンジの間にあり、東京方面から関越自動車道に入って最初のパーキングエリア。パーキングエリアでありながら、サービスエリア並みの規模とサービスが提供されています。「とんかつ まい泉食堂」がある軽食・フードコートでは、ほかにも、カレー、みよしスタ丼など定番グルメが楽しめます。
ベーカリーやスターバックスもあるので休憩にもぴったり。屋外にはスナックコーナーも。ガソリンスタンド、給油スタンド、ATM(セブン銀行)もあります。駐車スペースは大型112台、小型152台。
●具がたっぷり詰まった「三芳プレミアム牛タンカレーパン」
具がたっぷり詰まった、神戸屋と三芳PAのコラボ商品「三芳プレミアム牛タンカレーパン」。やわらく煮込んだ牛タンを食感を残すためにダイスカットしてカレー粉をまぶし、神戸屋オリジナルカレーソースで包んでいます。1個400円。
●お土産やおやつにも 「ヒレかつサンド」
「とんかつまい泉 ヒレかつサンド」は、やわらかなヒレかつと、ふわふわのパン、秘伝のソースの間違いないおいしさ。紙箱包装となっており、お食事だけでなく、お土産やおやつにもぴったりです。お手拭きが入っているので、ドライブ中や休憩中に食べられるのもうれしい。価格は500円(3切)、920円(6切)、1350円(9切)。
●タイパグルメは忙しい移動の味方!
ネクスコ東日本エリアトラクトによると、2025年ゴールデンウィークの10キロ以上の渋滞予測のピークは、5月4日、5月5日の2日間。できれば、この日の移動は避け、また、フードコートも11時30分ごろから13時30分ごろまでは混む時間帯なので、食事の時間をずらせるよう計画しておきたいですね。
とはいえ、どうしても渋滞は避けられない……。そんな時にも、車の中で食べられる食事やおやつなどのタイパグルメが活躍。そのSAやPAでしか食べられないものもあるので、事前にチェックしておいしいタイパグルメを試してみてくださいね!
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