江ノ島電鉄「700形」新型車両は未来志向のデザイン、2026年度導入

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2025年04月24日 12:40  マイナビニュース

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江ノ島電鉄は24日、新型車両「700形」を導入し、2026年度から運用を開始すると発表した。同社にとって新型車両の導入は2006年の500形以来、20年ぶり。「既存の1000形に代わる次世代を担う車両と位置づけ、新形式700形としました」と説明する。


新型車両700形の開発コンセプトは「日常から非日常まで 想いを紡ぐENODEN」。沿線に暮らす人々と、鎌倉・江の島を訪れる人々、それぞれの思いやときめきを紡ぐ存在となるよう、明るく未来志向の車両をめざすとしている。



車体前面は、傾斜した大きな前面ガラスやシャープなアイラインにより、未来を見据えた新しいデザインに。前面ガラスを拡大して視界を広げ、湘南の眺望を意識した車両とした。車内は座っている乗客の視線が海側を向く座席配置とし、日常にも非日常にも美しい海沿いの景色を楽しんでもらえるよう工夫した。

座席と床の色は鎌倉・江の島をイメージした3つのテーマカラーとし、「江ノ電グリーン」は「タンコロから歴代車両へと続く伝統色」、「江の島ブルー」は「美しい海沿いの景色をイメージ」、「鎌倉ストーングレー」は「古都鎌倉のゆとりや落ち着きを感じさせる色合い」に。「乗るたびに新たな発見をお届けします」とのこと。


安全・安心・快適性の向上を目的として、車内防犯カメラ、車両側面カメラ、通話型の非常通報装置を設置。バリアフリー対応や多言語放送に加え、窓に鉄道車両で初採用というフィルムを貼付し、飛散防止を図るとともに眩しさを抑え、色鮮やかな景色を楽しめるようにする。VVVFインバータ制御装置や回生ブレーキにより、既存の1000形抵抗制御車と比べて消費電力量を約49%低減。環境負荷低減によるSDGs達成に貢献する。(MN 鉄道ニュース編集部)

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