
【写真】明日の『あんぱん』 静まり返った柳井家にあんぱんを届けるのぶ(今田美桜)
女子師範学校の教師・黒井雪子が試験開始に備えて校門を閉めようとすると、そこへ滑り込むようにのぶが駆けつける。息を切らしながら「ギリギリ間におうた…」とつぶやいたのぶは、振り返って雪子に一礼。雪子はそんなのぶを無表情に見つめる。
その後、のぶは筆記や音楽、習字、図画、裁縫、体操などの試験をこなしていく。そして迎えた面接試験。彼女の目の前には、校門の前で顔を合わせた黒井の姿がある。
志望動機を告げたのぶに、黒井は厳しい口調で「長所は?」と聞く。「足が速いことです」と答えたのぶに、黒井は「では、なぜ今朝は遅刻しそうに?」と追及。伏目がちにのぶが「ちょっと…寄り道を…」を応じると、黒井は早口に「寄り道?」と言葉をかぶせ「遊び半分で試験を受けに来たんですか?」と迫る。
また他の面接官から、家族が進学に賛成しているか聞かれたのぶが、自分1人だけ進学させてもらう資格があるのか自信がないと打ち明けると、黒井はすかさず「ここは悩みを相談するところではありません」と注意するのだった…。
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