吉沢亮&河合優実らが受賞 「第34回日本映画批評家大賞」発表

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2025年04月24日 14:10  クランクイン!

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(左から)吉沢亮、河合優実  クランクイン!
 「第34回日本映画批評家大賞」受賞者が24日に発表され、作品賞は呉美保監督作『ぼくが生きてる、ふたつの世界』、主演男優賞には同作で吉沢亮が、主演女優賞には映画『あんのこと』の河合優実が選出された。

【写真】吉沢亮主演、呉美保監督作『ぼくが生きてる、ふたつの世界』は作品賞、主演男優賞、助演女優賞、編集賞を受賞 本ポスター

 「日本映画批評家大賞」は、1991年、「金曜ロードショー」でナビゲーターを長く務めた今は亡き水野晴郎が発起人となり、淀川長治、小森和子など、当時第一線で活躍していた現役の映画批評家たちの提唱により誕生。「映画批評家による、批評家だけの視点で選出する、他に類をみない映画賞」として、この上ない愛情を邦画に注ぐ映画批評家たちが作り上げた歴史ある映画賞だ。

 今年もバラエティ豊かな日本映画作品のなかから、映画のプロの目線で厳密に選定された日本映画批評家大賞の各タイトル。2024年公開作品の中で最も優れた映画作品におくられる「作品賞」から、きらりと光る才能の片鱗がうかがえる各「新人賞」、卓越した映画技術が光った各「技術賞」や、作品・個人のみならず映画に貢献する映画事業から劇場や文化拠点まで幅広く授与対象とする「特別賞」、往年の功績を称えるとともに、さらなる活躍を期待する「ゴールデン・グローリー賞」、「ダイヤモンド大賞」など、本年度は16賞18組に授与される。

 「あなたのそばに、寄りそう映画」がテーマとなっている、第34回日本映画批評家大賞では、日常の生活の中に映画が溶け込んでいる、爽やかで優しい色彩が印象的なキービジュアルが完成した。

 日本映画批評家大賞タイトルには、女流映画評論家の第一人者である南俊子賞(新人男優賞)、小森和子賞(新人女優賞)、編集技師の名匠・浦岡敬一賞(編集賞)、北九州市の映画・芸能資料館設立者である松永武氏の名前を冠した松永文庫賞(特別賞)、日本映画の伝道師・水野晴郎賞(ゴールデン・グローリー賞)、日本映画批評家界の巨匠・淀川長治賞(ダイヤモンド大賞)など、賞タイトルに名前を冠し、映画を愛し貢献した映画人を表敬している。

 なお、授賞式は6月9日に東京国際フォーラム Cホールにて開催。閲覧チケットは本日4月24日正午時よりイープラスにて発売。

 「第34回日本映画批評家大賞」受賞作品・受賞者は以下の通り。

■作品賞:『ぼくが生きてる、ふたつの世界』(呉美保監督)

■監督賞:入江悠監督『あんのこと』

■主演男優賞:吉沢亮『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

■主演女優賞:河合優実『あんのこと』

■助演男優賞:綾野剛『まる』、森優作『ミッシング』

■助演女優賞:忍足亜希子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

■ドキュメンタリー賞:『大きな家』(竹林亮監督)

■アニメーション作品賞:『ルックバック』(押山清高監督)

■新人監督賞:山中瑶子監督『ナミビアの砂漠』

■新人男優賞(南俊子賞):齋藤潤『カラオケ行こ!』、本山力『十一人の賊軍』

■新人女優賞(小森和子賞):長澤樹『愛のゆくえ』

■脚本賞:甲斐さやか『徒花‐ADABANA‐』

■編集賞(浦岡敬一賞):田端華子『ぼくが生きてる、ふたつの世界』

■松永文庫賞(特別賞):東映剣会

■ゴールデン・グローリー賞(水野晴郎賞):根岸季衣『サユリ』

■ダイヤモンド大賞(淀川長治賞):草笛光子『九十歳。何がめでたい』
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