『ホウセンカ』(c)此元和津也/ホウセンカ製作委員会2025年アヌシー国際アニメーション映画祭の長編アニメのラインアップが発表された。オフィシャル・コンペティション部門とコントレシャン・コンペティション部門に計21作品が選出された。
オフィシャル・コンペティション部門は10作品。日本からは青木康浩監督作『ChaO』(8月15日公開予定、)、木下麦監督作『ホウセンカ』(今秋公開予定)、また、フランスを拠点に活躍する瀬戸桃子監督作でベルギー&フランス共作の『Dandelion’s Odyssey』も選ばれた。
コントレシャン・コンペティション部門は11作品。日本からは鈴木竜也監督作『無名の人生』(5月16日公開予定)が選ばれた。
映画祭のディレクター、マルセル・ジャンは、『ChaO』を「積極的なグラフィックスタイルと大胆な色使いが特徴」、『ホウセンカ』を「やくざの裏社会が舞台で、北野武監督作(『HANA-BI』『ソナチネ』)のような雰囲気を醸し出している」、『Dandelion’s Odyssey』を「映画が始まった瞬間から、科学的な撮影技術とデジタルアニメーションを巧みにミックスさせた独創的な映像に引き込まれた」、『無名の人生』を「アイデンティティと人生の意味を問う、妥協のない社会風刺映画」と紹介している。
2025年アヌシー国際アニメーション映画祭は6月8日から14日まで開催予定。
(賀来比呂美)